お稽古の抵抗

四歳ですぐに起こると思ったことだったが、今日真由喜がお稽古に強く抵抗した。

「踊りたくない。見るだけ!」と強調しながら、行きのバスのなかで寝てしまった。日本舞踊の教室に到着したら、すぐに目覚めたが、まだやる気が全然湧いて来なかった。順番待ちの制度だから、真由喜の前にお稽古をする生徒さんもいたが、真由喜の番になっても、まだやりたくなかったし、浴衣に着替えようとしたら、叫んで抵抗した。他の子を先にやらせて、真由喜と交渉した。一旦教室から出て、外でちょっと話し合った。

教室に戻ったら、先生が「もうさよならですか?お稽古できなかったけど、来るのは偉いですので、シールを一枚上げよう。」そして、「一回紙人形を踊る?洋服のままでもいいです。」そうすると、真由喜が頷いて、一回幼稚園の制服で紙人形を踊った。

それで私は満足だ。お稽古に行って、お稽古したので、そのような認識を作り続ける。そして、真由喜が踊ったので、すぐに忘れない。それに、先生に今度は浴衣で三回踊ると約束したので、今度そうすると思う。約束したら忘れることは勿論あるが、思い出させたら守ることは多いので、期待する。先生の態度もよかったと思う。真由喜を脅さずに誘導したので、結局成功だった。


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