尖閣諸島がまたニュースになった。香港の活動家が上陸して、自分の予想の通り扱われただろう。日本側には他の合理的な反応はないだろうが、なんでこのような島がこれほど問題になるのだろうか。
もちろん、島自体はそれほど重要ではない。無人島で、小さい。そして、正直にいえば、周りの海底も、島より意味があるとはいえ、日本の領域には海底は多いので、失っても大きな危機にはならない。少なくとも、中国との戦争のほうが大きな問題になるので、この点だけを考えたら、中国に譲った方がいいと思うかもしれない。
しかし、まだまだ他の側面もある。中国は今、領域を拡大しようとしている。尖閣諸島だけではなく、ベトナムやフィリピンとも領域争いが発生している。中国には、このような行為で領域を拡大できるという経験を与えたら、止まるとは思えない。次の対象地は日本の領地ではなくても、東アジアの地方の安全を脅かすので、警戒するべきだ。北方領土で、ロシアの態度も似ていると言えるだろうから、強硬な態度は必要なのかもしれない。(北方領土場合、もう60年以上住み着いたロシア人の住民は問題になる。法律上日本の固有領地であるのはほぼ間違いないが、それはロシア人の住民が悪いことしたからではないので、どうやってその人を公平に扱うかは難しい問題だと思う。北方領土が日本に実権に返還されたら、日本国籍を提供するべきなのではないかと思う。)
ちょっと違うのは、竹島だ。竹島が韓国の領域として認められても、韓国がますます領域を拡大しようとする可能性はなさそうだ。だから、解決策にはもう少し余裕があると思える。私が最近読んだ学問的な本の書評によると、アメリカ人の学者の意見は、北方領土と尖閣諸島は、法律上日本の領地であるものの、竹島は法律上韓国の領地であるということだから、検討する余裕もあるだろう。竹島は本当に韓国の領地であるべきなら、日本がアピールすればよくない。隣国の領域を勝手に独占しようとする行為は、日本側には強く批判されるし、それは正しい。この小さな島より、日本が正しく法律通り行動した方が重要だと私は思う。