ファンとのやりとり

北川景子さんには公式Facebookがある。そのところで、ファンからのコメントに「いいね」をつけてくれたり、質問などに答えてくれたりする。北川さんは著名な芸能人だから、普段は直接な交流はあり得ないと思われるが、本人はなるべく気軽にファンと接したがるようだ。しかし、最近問題意識があるようだ。それは、平等に答えなどをしようとしているのに、深夜にコメントする人に偏っている印象で、嫌われていると思い込むファンもいるようで、コメントが負担になるので控えるファンもいるようなことだ。だから、先日長いコメントで謝罪と気軽な使用のお願いを公表した。

公式Facebookには16万以上の「いいね」が付いているし、一つの投稿へのコメント数は数百になる。それでも、北川さんが全てのコメントに「いいね」を付けようとする。(それは本人だそうだ。何回も主張したし、時間帯などを見たら、本当にそうであると思うしかない。スタッフさんは「いいね」禁止なのようだ。)質問によく答える。それほどファンを重視する行動は魅力的だし、尊敬する。確かにファンはないと仕事はできない業界だが、それでもファンを一人一人重視するのは簡単ではない。私にはできるかどうか、自身を持たない。

しかし、本当に難しい。確かに、「いいね」をつけた16万人は皆コメントをするわけではないが、よくコメントする人は数百人になっていると思うし、時々コメントする人はさらに数百人だろう。(私は後者の一人。)これほどの人数を覚えるのは無理だろう。北川さんは頭がいいが、限度がある。その上、誰にコメントをしたかは、人間は覚えられない。十数人の会議でも、発言を平等に促すために私がメモをしたので、数百人のコメントは尚更。制度を作ったらできるだろうが、そうすると気軽さを失い、楽しさが損なわれるだろう。

原則を考えれば、北川さんの「義務」は、作品を作ることだ。それは本業で、ファンの一番の希望だ。それを止めたら、ファンには文句をいう資格はないが、ファンを止めることは当然だ。Facebookでのやり取りはおまけである。ファンにとって嬉しいことだが、北川さんに義務はない。今のようなやり方は維持してほしいが、ファンが多くなればなるほど難しくなるのではないかと思う。「女神」と呼ぶファンもいるが、北川さんは一人の人間だから、数千人に対応できるはずはない。

可能にさせるために、ファンがプレッシャーをかけないように心がけするべきだと思う。本人は「コメントを控えないでください」と言ったので、わがままにコメントをしても良いが、質問や答えを要求するコメントを控えた方が良かろう。特に、答えだけを要求するコメントは良くないと思う。本格的な質問は大丈夫だが、答えがこなくても気にしないのは基本だろう。ファンがそう考えれば、楽しいやり取りが続くだろうが、無理に反応を求めたら、自己防衛のために北川さんが止めざるを得ない恐れさえある。

北川さんが目指している状況は良いと思うので、可能にしたいのだが、人が多くなったら難しいよね。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: