2005年5月17日
昨日Ars Magicaのsagaを遊びに行った。初回欠席した仲間さんという人が今回参加し、昼御飯を食べながら私にどうして日本に来ることにしたかと聞いた。日本に住んでいる外国人として、その質問をよく聞いてもらう。普段に隠れている意味はないと思う。ただ、簡単な話題だけだ。でも、聞かれるといつも考えさせられる。なぜなら、日本に来る理由はよく言葉で表現しないからだ。その上、すぐに日本でマンションを買うかもしれないので、ちゃんと理由を記したほうがいいと思うようになった。だから、今週日本に住みたい理由を書く。
私の日本にの好みは幼いころに発生した。実は、興味はないときを覚えていないのである。言うまでもないかもしれないが、初めては侍だった。小学生時代の大好きなアニメは英語に訳されたガッチャマンだったが、日本製のアニメだと全然知らなかった。時間を経ちとともに、侍以外の場面に興味を持ち、大好きなアニメは日本のものだと分かるようになった。
10年前、ケンブリッジ大学で日本人の彼女ができた。数年間付き合い、別れても友達同士で続けた。そのとき、当然ながら、私の日本についての知識が増したし、興味も広がった。その上、日本語を学ぼうとした。でも、そのとき日本語にはあまり上達しなかった。日本の興味を活かし続けて、2000年の夏に必死に日本語を勉強し始めた。「必死」と言ったが、まだ大学の哲学の講師として働いていたので、理想は毎日1時間勉強することで、現実はより少ない。
が、続けた。2001年に日本語能力試験3級に合格した。同じときに、大和財団の奨学金を申し込んだ。その奨学金で1年間日本語を勉強し、後で日本での仕事の見学することだった。最後の面接まで進んだが、結局もらわなかった。でも、まだ日本に行きたい気持ちは強かった。安定した哲学の仕事がなかなか見付けられなかったし、フリーライターの仕事はうまく行き始めたので、独立で日本で日本語を勉強しに行けるかどうか調べた。驚いたことに、可能だった。2002年に計画を立て、2003年の10月に日本に来た。来た以来イギリスへ戻ったことはないので、まだ初めての来日(大げさなのだが)だ。そもそもの予定は、1年間勉強してからイギリスに帰ることだった。
予定通りしなかった。初めての学期の半ばから、勉強をちょっと伸ばしたほうがいいと思い始めた。せめて、能力試験まで日本で勉強したらいいと思った。2004年3月の上旬に新幹線に座り、九州へ途中の山の風景を見ながら、ふと「日本に住めるといいね」と思った。その時から日本に残る方法を探し始めた。今見付けたと思うのだが。
では、ここまで歴史について書いた。つまり、日本に住む決まりまでの過程を説明した。これから直接理由を表現する。
まず、日常生活は楽だ。コンビニはもちろん、スーパー、本屋など遅くまで開いている。田舎に住まないかぎり、車は必要ではない。電車やバスはきれいで、時間割通り、頻繁に走っている。住むかどうか考えるとき、この点は本当に大事なのだが、大きく見るとそんなに深い理由ではない。そう言っても、深い理由がいっぱいあっても、日常生活はダメなら、なかなか住めないのではないだろうか。そして、この点は体験なしで分からない。本や旅行で他のことが分かるが、日常生活は体験でのみ分からない。確かに、ケンブリッジの生活も楽だったので、この点は理由というよりも、問題に全然ならない点と言ったらいいだろう。
日本に住むように誘う理由は何だろう。まず、歴史から分かる通り、日本の大自然が好きだ。私は、山や島や滝が大好きだ。日本の光景はぴったりと言えよう。確かに、大都会に住むが、旅行ができる。そして、桜も紅葉も大変きれいだから、都市に住んでも、大自然に触れる。
そして、日本の現在文化も魅力的に見える。お正月を初め、節分、ひな祭り、お花見、子供の日、花火、七夕といった昔から受け継いだ習慣はまだ生きている。昔の形と変わりつつあるからこそ、魅力があると思う。イギリスでは、お正月、クリスマス、花火ぐらいの三つの祭りしか生きていない。そして、神社やお寺に参る人も多いようだ。御参りには深い意味はないと言う人は少なくないかもしれないが、深くないからこそいいと思う。ほとんどの人は、伝統文化と結ぶ糸に気軽に神社などに連れられているだろう。それは、文化はまだやや強いのを表す現象だといえよう。神道の教えを文字通りに信じている人は少ないようだ。日本人の友達によると、神さまが本当に神体に宿るなど信じがたいそうだ。そういっても、初詣に参り、お守りを持っている友達は多い。
宗教に触ると真剣に触るべきだと思う人はいるが、私は違う。軽ければ軽いほどいいと言わないまでも、夢中になると問題が湧いてくるといってもよい。そして、人間とって、祖先から受け継いだ習慣を活かすのは好ましいのではないだろうか。国家主義もこの気持ちを表す。国家主義の中で、国家の現在の状態のみならず、過去の行動や習慣、そして現代まで受け継がれた習わしも大切にする。国家主義感がよほど強くなると、問題になってしまう。外国人にの反感、歴史の悪い行為を塗りつぶし、文化や習慣の変化にの抵抗感などが湧いてくる。だから、普段の日本人のように気軽に習慣に触れるといいのを否定できない。
日本人と言えば、一番大事な理由は、日本人が好きということである。まず、ほとんどの日本人は親切なのようだ。例えば、道を迷うと、説明がもらえるはずだ。そして、日本人は自分を団体の一人として扱うようだ。すなわち、団体の利益は自分の利益だという考え方だ。道の端に立っている消火器はそのままに立つ。公衆用の物を破壊しようと思う日本人は少ないらしい。
でも、以上書いた全部のことより大事な理由がある。
日本人の彼女ができた。
だからこそ、残る。