人口問題

昨日の朝のテレビニュースで、人口問題について語ったことがあった。去年初めて日本の人口が減ったようだ。ニュースによると、福井県でしか出産率があがっているそうだ。だから、どうやって全国が福井県のようになれるかという話題が立てられた。

しかし、私は間違いだと思う。今の状況で、人口を減らしたほうがいいと思う。

先ず、都会について考えよう。人が大変多くて、公園などが少なくなってしまった。交通機関はいつも込んでいて、静かなところは少ない。渋谷のハチ公スクランブルを見たら、日本の人口を少なく考えられないだろう。一方、田舎の方には、過疎に襲われた村も多いようだ。だから、こんな簡単に日本の人口について判断できないといえよう。

さて、もう少し地球的な立場から見よう。日本が費す資源は、日本が生み出す資源の倍ぐらいそうだ。要するに、地球の資源を平等に世界の人に取り分けたら、日本がもらう資源は今の費す資源の半分しかないということだ。基本的な問題は、世界中、経済が進出しているので、10年、20年後、中国やインドも同じぐらい資源が欲しくなるようだ。しかし、地球のなかには資源の量が足りなさそうだ。

勿論、節約も有効だ。クールビズによっても費した資源が減らされる。節約も大事だが、半分まだ節約できると思う人がいるだろうか。省エネの電球などでできないだろう。だから、国の需要を半分にしようとしたら、人口も減らさないとはいけないのではないだろうか。それは、去年の2万人余りではなく、3千万人以上減らすことだ。それは、今の人口の約四分の一だから、重ねて一人当りの需要を今の3分の2まで減らしたら、国の需要は今の半分に至る。

そして、日本には一番足りないことは、面積だ。日本の住宅の狭さは、世界中有名だ。公園も農業も作れるようになるはずだ。が、大事な条件は、人口が減ることだ。人口が減ったら、様々な問題が自然に解くはずだ。

だから、どうして減っている人口が大問題として扱われているか。第一は、年金問題だ。人口が自然に減ると、老人の割合が増えるしかない。それはいい。年金問題は、疫病や災害よりましだ。そういっても、問題になりそうだから、解決しないといけないといえよう。ただ、また人口を増やそうとする方法を使うべきではない。成功したら、日本の人口が、仮りに、1億6千万人に至ったら、どうなるだろう。住宅がますます狭くなるし、日本の農産が食糧にますます足りなくなるし、自然の姿が消える一方になるのではないか。あの時に人口を減らそうとしたら、年金問題がまた湧いてくるはずだ。老人の割合が増えたら、あの問題がいつも湧いてくるからだ。

だから、今人口が減る状況のままで年金問題を解決したほうがいいと思わないか。方法がないわけはない。例えば、定年年齢を67歳まで上げたら、問題がなくなるかもしれない。（イギリスならそうだそうだが、日本の問題のほうが深刻だから、68歳まで上げるのが必要かもしれない。）そして、今の労働者が納める税金を増やす方法もある。確かに、いずれにしても、国民の間に大人気になるはずはないが、問題を解決するのは簡単ではない。本当に簡単だったら、本当に問題ではないからだ。

そして、国の経済力の問題もある。人口が減ったら、経済力も減る可能性が高い、なぜなら、一人当りの経済力がそんなに早く増えないからだ。しかし、説明には解決が潜んでいる。労働者の効率を増やしたら、国の経済力が減らなくて済めるかもしれない。効率を増す方法は様々だが、これは日本会社の有名な強い点だから、できなくはないだろう。

もう一つの問題は、社会の構成が変わるはずだという問題だ。子供の数が減るので、都会の顔が変わります。しかし、人生の中には変更ばかりだから、この変更にも直面するしかないだろう。

つまり、地球の人口を減らすべきだと思うので、日本の人口が自然に減ったら、喜ぶべき状況だ。この状況を保ちながら、発生された問題を解決したほうがいいのではないだろうか。