対策

御存じの通り、昨日からイギリスの空港で厳しいテロ対策が実施されている。手荷物は一切禁止されて、(財布やパスポート以外)、乗る前の検査も大変厳しくなったそうだ。原因は、テロ計画が発覚されて、主の人が逮捕されたが、皆が逮捕されたかどうかはまだ不明なのようだということだと思われる。飛行機で旅行しようとした人には大変迷惑になったというのはいうまでもないだろう。もう脅威が本当にあったかという疑問を挙げる声が聞こえる。防ぐ対策には、いつもこの弱点があるといえる。

パソコンの世界のいわゆる2000年問題を例として挙げよう。五年間ぐらい専門家が一所懸命対策を行ったが、結局問題が発生しなかった。あのころ、「対策はお金の無駄遣いだった」と言った人がいた。なぜなら、問題は無かったので、問題がくるはずと言った人は、自分の職業を作るために言ったと推測したからなのようだ。しかし、問題が発生したら、対策をお金の無駄遣いと呼べるのではないか。対策が有効なら、問題が発生しない。だから、対策があればこそ問題が発生しなかったといえばいいだろう。

もう一つの例。小惑星が地球とぶつかったら、文明の始末だといえる。今の技術の状況で、対策ができる。確立を割り出したら、対策を行う問題より確立が高いので、対策したほうがいいと言える。が、歴史の間に小惑星が地球とぶつかったことはない。だから、一般の人がこういう脅威を信じないようだ。

テロ対策には、両方の問題がある。対策が効いたら、何も起こらない。テロ事件をしようとした人も対策が見えるので、対策が有効に見える場合、止めるはずだ。だから、テロ計画の証拠が薄くなってしまう。そして、著しいテロ計画であったら、人が信じない。「ああいうことはできるはずはないだろう」と思うぐらいだ。9/11の後、信じる割合が増えたが、信じにくい計画はまだあるだろう。今回の計画は、ほぼ同時に飛行機の9便を破壊することだそうで、これは信じ難いと言えるだろう。

しかし、対策をしないと、もっと大変なことが起こるかもしれない。やはり、問題を防ごうとする人の立場は羨ましくはない。何かすれば、成功に達成しても、批判されてしまう。失敗したら、厳しく批判されてしまう。何もしないと、批判されてしまう。感謝受ける余地はあるだろう。


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