南北朝と室町政権

今日、南北朝と室町政権という本を終えた。前から読んだ日本史のシリーズの一冊で、かなりいい入門になった。いつもの通り写真も綺麗だが、時々挿絵と本文は密接ではないような気がしていた。でも、やはりあのころの動乱のせい建物がわずか少ししか残っていないので、仕方がないだろう。

本文は、後醍醐天皇と足利尊氏の対立から足利義尚の死まで日本の状態を語って、文化も描く。北山文化と東山文化は、前に一応聞いたことがあったが、新しい如実は多かった。溶くに、世阿弥の阿弥は、一族の姓名ではなく、下級から発生した芸能人に与えた共通呼称だということが分かった。そして、御伽草子についての文章で、今まで全く知らなかった日本の文化に光を差してもらった。御伽草子の物語は面白そうなので、将来に読みたいと思う。

勿論、将軍や大名の功績も語られたが、あのころは悲劇だらけで、文化の文章のほうが楽しかった。自由都市の堺と博多の歴史も興味深い。機会があれば、もう少し深く探りたいなと思った。あの町の文化が現在日本の文化と似ていたのではないかと思った。

これで、シリーズの前半を読み終えた。これから、江戸時代に入る。楽しみにしている。


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