日曜日に結婚式と披露宴を執り行った。この記事で、式が終わるまでの経緯を語りたいと思う。後日に披露宴のことを発表するつもりだ。
式は午後一時に始まったが、やはり早起きの日になった。午前5時45分に起きて、シャワーを浴びて、朝ごはんを食べて、一緒に出かけた。が、二子玉川駅で一時に別れた。なぜなら、ゆり子が直接八芳園に行かなければならなかったが、私は澤の屋に家族を迎えに行かなくてはならなかったからだ。ゆり子の化粧と衣裳には時間が非常にかかったが、私の方は早かった。では、家族の皆を無事に連れて行ったら、ちょっと余裕があったので、コンビニまで足を伸ばして、カロリーメートを買った。それは、式が終わったら食べるためだった。朝食も早かったし、披露宴のご馳走は午後4時15分からだし、その前にちょっと食べないと大変にならないかと思った。
そして、美容室に行って、羽織と袴に着変えた。花火大会を見に行くために浴衣を着たことがあったが、ちゃんとした着物は初体験だった。やはり、当初にはちょっときつかったが、時間が経つと私が慣れてきた。ゆり子は白無垢で、私の家族も着物を着た。そして、スタジオ写真を撮ってもらった。ツーショット、新郎と新郎親族、新譜と新譜親族、両家の写真を撮ってもらったので、見るのを楽しみにしている。私が驚いたが、大体予定の通りに八芳園を出発した。私とゆり子、介沿さんと一緒に、ハイヤーで向かったが、家族が中型バスに乗って行った。バスは貸切りだったというまでもないだろう。
式は神前式で、文京区の湯島天神で執り行っていただいた。12時過ぎた時に着いたので、式の前に時間があった。スナップ写真を撮る人が神社で出会って、ちょっと境内で写真を撮るために本殿の後ろまで導いた。境内で近所のスカウトさんたちがバザーを開いていたので、人がたくさんあった。そして、皆さんが拍手してくれて、「おめでとう」と呼んでくれた。嬉しかったな。やはり、知らない人も写真を撮った。私の家族も一緒にいたので、着物外人行列で面白く見えただろう。
写真が終わったら、用意してくれた控え室に入った。そこで、誓詞に月日と自分の名前を記入して、神社の婚礼手帳にも名前を入れた。そして、挨拶と写真。参列してくれる人の大部分が神社で集まったので、挨拶の機会が会った。ゆり子の方が圧倒的に多かったし、私には見たこともない人も多かった。実は、ゆり子にも見たことはない親戚が一、二人いたようだが、私なら半分ぐらいは初対面だった。一方、ヤマサの時代からの恩師の中根先生と御令嬢達が来て下さったので、挨拶できた。(御令嬢はちょっと硬すぎるかな。席次表と同じなのだが。)
挨拶が終わったら、写真はまだ途中だったが、式の始まる時間が来たので、参進のために並べた。神主さん一人と巫女さん二人が案内してくれた。巫女さんが冠のような物をかぶっていて、素敵に見えた。羽織も特別な柄があったような気がしている。湯島天神で、社務所や控え室の建物は本殿と橋で繋がれているので、進行が橋を渡って拝殿に入るルートを通った。橋の手前に手水舎があるので、橋に乗る前に体を清めた。そして、私とゆり子が橋の真ん中に進んで、他の人を待った。橋の上に立つと、境内にいる人の視線に晒されるので、また写真を撮られて、「おめでとう」と言われた。
いよいよ、拝殿に入場した。入口で一旦止まって、一礼をして、中に入った。私たちが真ん中の席に座ったので、参列者の座りを見えなかった。湯島天神の拝殿は立派で厳かな雰囲気がある場所だ。桧の白木に作られて、装飾も壮麗だ。最初の儀式は、お祓いだった。お祓いがおわったら、また一礼した。それから、祭主が祝詞を奏上した。
次は、私たちの番だった。まず、三三九度の儀だった。この儀式の詳細が神社によって違うようだが、湯島天神で巫女二人が赤い三方に載った盃を三枚とぴかぴかな金色な、えっ、何という、お酒を注ぐための道具を拝殿の真ん中の席まで持つ。そして、一人が一番上の盃を足でとって、新郎に渡す。もう一人の巫女が二回注ぐふりしてから、三回目に酒を入れる。そして、新郎が三回飲むこと。
ただ、私が失敗してしまった。練習も詳しい説明もなかったので、一回しか飲まなかった。だから、三三九度より、私のほうが一一三度になってしまった。情けないな。では、これから私ならではの作法といえよう。
さて、飲んだら、新郎が盃を巫女に渡してから、巫女が新婦に渡す。巫女にまた同様にお酒を入れてもらって、新婦も三回飲む。(ゆり子が正しくやった。)盃の二枚目はほぼ同じが、もう少し大きいし、まず新婦に渡される。三枚目は一番大きいが、新郎から始まる。盃は赤くて金色の「寿」という字が書いてあった。
次は、私たちが奥に進んで、本殿の扉の直前で儀式を行った。まず、誓詞奏上をした。控え室で記入した誓詞の紙を持って、一緒に読み上げた。私の声は小さかったと言われたが、他の人がミスを聞かないようにそうした。ゆり子が隣に立ったので、ちゃんと聞こえた。ミスも聞こえてしまったが、しかたがない。誓詞を読んだら、玉ぐしほうてんという儀式になった。玉ぐしは、榊の小枝にしでを結ばれたものだし、神道に正式参拝には必要不可欠な祭具だ。玉ぐしを案の上に載せたら、いつもの二礼二拍手一礼を行って、真ん中の席に戻った。
皆様の目の前で、指輪交換の儀を行った。今回間違いなくちゃんとゆり子の指輪を取って、指に付けた。ゆり子も私に指輪を付けた。私にとって、初指輪だから、まだ慣れていない。まだ「指に何かが付いているな」とつい思って、そして「うん、勿論。結婚指輪だ。」と思い出す。どのぐらいがかかるかな。指輪交換の儀の間に生演奏の雅楽が流れたような気がしているが、なかったかもしれない。他の時に(三三九度など)あったことは間違いないけれども。
それで、私たちの番が終わった。次は、巫女がいわゆる豊栄の舞を舞った。これも上品で厳かだった。それから、親族固めの盃の儀だった。親族だけではなく、友達もいてくれたので、人は多かった。そして、若い子供もいた。デイビッドという友達によると、二歳未満のジョンがお酒を早速取って飲んだが、いやな顔をしてまた吐こうとしたそうだ。それは、私たちの後ろだったので、見えなかった。写真があるかもしれないが。
最後に、また一礼をして、退下した。拝殿を出ると、早速またハイヤーなどに乗って八芳園に向かった。ハイヤーの中で軽食を食べた。やはり、買ってよかった。式はとても印象的で、想い出が一生残るはずな体験だった。湯島天神の皆様、ありがとうございます。
では、披露宴のことを後で発表する。