今日読み終わった本は神道と日本文化という本だ。この本は去年兵庫県で行われた神道についての講座の原稿や問答を出版する本だ。発表した方は皆さん国学院大学の教授で、今私が受けている神道講座の先生も多い。実は、最後の章は日本語の中の神道という講義の内容と非常に似ている。先生が同じ原稿をまた使ったのかもしれない。私は講師だった時、同じことしたので、批判いうわけはない。兵庫県の講座と東京の講座の視聴者も違うはずだし。
さて、本の内容だが、六章に分けて話題がそれぞれだ。「神道とは何か」は最初で、神道の概念を描く章だ。そして、「発掘された神々のものがたり」という章で神道の原点を窺える。神社がどういうふうに発生したとか、祭がどういうふうに発展したなどの問題と取り組む。次は「天皇家と伊勢の神宮」というタイトルで式年遷宮の歴史と現代の形を発表する。大変長くはないが、遷宮の祭祀や意義を紹介して、興味深かった。
そして、「カミとホトケの境界を歩く」という章が神仏習合の姿を描く。私にとって、この章は一番興味深かった。神仏習合の現象について読んだことがあったが、まだよく分からなかった。歴史を見ると、いつでも仏教と神道が区別できたということは明らかだが、密接な関係でどうなったかと分からなかった。この章のお蔭で理解が深まった。
「風土を作る神々と祭」は、特に大和盆地の古い神社や祭のことを語って神道の地方色を感じさせる。最後に、「日本語の中に生きる神道」という章は、前に聞いた講座と大変似ている章だ。
全体的に考えたら、本当に面白い本だと思う。入門ではないが、神道が分かるためにいいと思う。神道に興味を持ったらお奨めだ。