神さまと神社

最近読み終わった本は神さまと神社という本だ。この本は、また神道の入門の本だが、不思議なことに入門を何冊読んでも一冊一冊異なる。今回神話を省略して、伊勢の神宮を詳しく描写して、神社世界の政治的なことも紹介する。それは、作家が伊勢の皇学館で勉強したが、神職ではないからだろう。だから、「皇学館系の神職と国学院系の神職はライバルだ」と言っても、キャリアに損にならないだろう。

全部を考えたら、入門として悪くないが、ちょっとした間違いがあるような気がする。例えば、本によると神職の袴の色は、ねぎや宮司などの地位によって異なるそうだが、前に読んだ本によると、それは級によって違うそうだ。神社の世界のなかに、段階が三つあるそうだ。だから信頼感がちょっと薄くなった。だが、間違いない本が書ける人間は存在しないと思うので、小さい間違いだけなら、強い批判にならない。

一方、神職になるため、神職として出世するための経緯や条件は具体的に書いてあるので、それは興味深い。やはり、入門を読む度に何か学ぶ。そして、八岐の大蛇の話をもう一度読む。実は、それもいい。そのような基礎な知識が忘れられないようにならないと、分野が分かるとは言えないと思う。