百人一首

最近読んだ本は百人一首だ。百人一首を出版する本は多いのはいうまでもないが、私が読んだ本はビジュアル版で、本来の歌も翻訳も解釈も載っている本だ。大変興味深かった。

五百年の間から選ばれた歌なのだが、私は一見で特徴がよく分からなかった。一つの理由は、古典の日本語が分からないことだ。一応読めるようになったが、古典文法を勉強したこともないし、分からない語彙も多いので、翻訳や解釈は必要だった。そして、あのころの歌が他の歌を背景とし、定まれた比喩を使ったようだから、まだ必要な知識が欠けると思う。

が、本を読みながら歌の技巧がちょっと分かるようになった。掛け詞、枕詞などの例を見て、なんとなく分かってきたと思う。日本の歌人の名前も読んだので、紫式部以外の名前ももう初耳ではなくなった。知識の基礎を敷いたかもしれない。

そういっても、やはり歌の評価は難しい。解釈で「この歌は高く評価される」とか「この歌は技巧に凝っているのでちょっと評判が低い」などが書かれるが、私がまた歌を見ても、評価の理由があまり分からない。英語の歌も同じだが、英語ならもう少し分かるような気がする。

お正月にゆり子の実家で百人一首を遊んだので、来年の準備として歌を暗記するかなと思った。暇は特にないので、百首ができるはずはないと思うが、言わないほうがいいかもしれないが、ゆり子のご家族は上手ではないので、二十五首を暗記したら勝てると思う。

日本の文化を見るための窓として、百人一首はぴったりなのではないか。短いのですぐに読めるが、数百年の日本の文学に強い影響を与えた。そして、日本人ならだれでも少なくとも名前が分かるので会話にもなれる。 さて、本はよかった。歌を暗記したら、本を見ながら意味も暗記するつもりだから、これからも役に立つと思う。


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