旅行の話しを続けよう。角館から鶴の湯温泉の行った。鶴の湯は、いわゆる秘湯だそうだが、秘密ではない。むしろ、どの観光案内本を見ても、必死に進められているようだ。だから、予約をとるのはちょっと難しく、六ヶ月前に電話して予約ができた。ただ、残っている部屋は一番安い部屋しかなかった。
さて、新幹線で角館から田沢湖に行って、田沢湖駅でバスに乗って、そして三十分で降りて、鶴の湯から迎えに来てくれたバスに乗って、また二十分で鶴の湯に着いた。道から三キロの距離で離れて、山に囲まれた場所で、雪がまだ地面に盛っていた。建物も木造で、本陣は茅葺だから、本当に普通の世界から遠く離れた別世界のような感じだった。
鶴の湯で温泉が四つあるそうだが、冬に三つだけが楽しめる。白湯、黒湯、そして中湯の三つだ。白湯を使った混浴露天風呂があるから、着いたらちょっと作法について聞いた。温泉の人によると、バスタオルを巻いてもいいし、巻かなくても良いと言われたので、巻かないことにした。着いたばかりのときに、バスタオルを巻いて入ったら、後でどうやって体を拭くかと思ったが、毎日もらったので最後の日にもう三枚ずつだった。だが、観に行ったら、風呂から男性の脱衣所が丸見えだということが分かった。だから、気にしないしかない。女性の脱衣所は別のところで、中に見えないのはいうまでもないが、不平等なのではないか。
要するに、ゆり子と一緒に入浴して、初混浴が無事に終わった。午前10時から午後3時までの間に日帰り客が入れるので、その時期を避けたが、やはりすごく気に入った。水温はちょうどいいし、眺めもいいし、あるところで席の形がある岩があるので、快適に入れた。全部で、六回入ったかな。残念ながら、ゆり子がちょっと病気になったので、あまり入れなかったが、一人でも楽しかった。本当にリラックスできた。コツとして、お水を持って行ったので、長く入っても湯中りにならなかった。
そして、他の日本人と会話ができた。ある日、おじさんと喋ったし、そしておばさんとしゃべった。おばさんは、鶴の湯の馴染客のようで、いろいろなことを教えてくれた。おばさんの強い意見は、タオルを巻くべきではないことだった。確かに、巻いたら気持ちのよさが衰えるし、水は透明ではないので、巻かなくてもだれも何も見えないし。
旅館で朝食も夕食も食べたが、大変美味しかった。思い切り「和風」だったし、鶴の湯の名物の山芋鍋もあった。毎晩、刺された魚を食べた。アイスクリームのように食べる魚は初めてだったが、頑張った。私には、骨が苦手なので、食べられるかどうか疑ったが、結局かなり食べた。そして、毎日食事が違った。一日目のメニューもあって、二日目のメニューもあるようだ。三日目まで楽しんだが、いつまで続くだろう。
朝ごはんも日によって変わった。二日目に、配る人と話して、納豆があまり好きではないと言ったので、三日目の朝ごはんに、私の膳に納豆の代わりに和風サラダがあった。ありがとう。
びっくりしたことは、宿泊料は高くなかった。三泊したので、宣伝より安くなった。その上、昼ごはんも入っていた。三食で、一日一人が7000円に至らなかった。
つまり、大変よかった。またユデタマゴと一緒に行きたいと思う。鶴の湯の馴染客になったらいいだろう。私のお薦めだ。