仕事の危機

「危機」というのは、ちょっと多げさのかな。だが、今日さっきの緊急プロジェクト(土曜日にできたプロジェクト)についての連絡が届いた。つまり、殆どやり直しになるようだ。

作家の仕事で、こういうことがある。しかたがないといえよう、なぜなら、なにかを作り出そうと思う時、作品が見える前にちゃんと本質を評価できないからだ。経験があれば、珍しくなるが、完全に無くなることはないだろう。特に大急ぎでやらされたら、途中で反省する機会がなくなるので、最初の概念には問題がある、直せない。最初の概念には問題があるのは、殆どの作者がよくあること。例外はシェークスピアーぐらいかもしれない。

指導の内容に対する抵抗感はない。書きながら「いやぁ、そういうふうにしたほうがいいんじゃない?」と思ってしまったので、作りながらなるべくそういうふうにした。だが、時間は限られたし、それに認められた提案から遠く外れるわけにはいかないので、できた程度は低かった。結局、途中の発覚は正しかったので、そういうふうにやり直してもらいたがる。

実は、作品を作る普通の経過の一部分といえる。作って、しばらく置いて、訂正するのは基本だ。他の人の意見がもらえれば、よりいい作品になる場合は多い。

問題は二つある。

一つは、やり直しのための給与をもらわないことだ。会社で「これをやり直しなさい」と言われたら、やり直しながら給料をもらうはずだ。フリーライターは違う。契約の通りしたが、それだけで給与もらわない。サービス残業といえる。でも、サービス残業のように、業界で当り前のことだから、好きだとは言えないが、予測した。普通に必要にならないので、発生したら負える。

もう一つは、提案された締め切りだった。2週間以内してくださいって。をれは、完全に無理だ。四週間以内四万語を書くために、他の仕事を怠った。もう怠るわけにはいかないので、それほど時間はない。そして、前の締め切りは問題の要因だから、同じくしたくない。だが、出版社にも締め切りがあるから、簡単に時間をもらえない。といっても、無理なことはむりだから、今交渉中だ。編集者が一部分を負担することになるように見える。そうなら、できると思う。

前の二つか三つのプロジェクトが問題なく完成に至ったので、もう少しスムーズではないプロジェクトは仕方がない。好ましくないけれども。


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