源氏物語の発展が続く。やはり紫式部は上手だったし、大和和紀の絵も現代語訳も上手だ。まだ源氏物語を読んだことはない人に勧めるので、ストーリーについて詳しく書かないと思う。
実は、私にとっては、これは源氏物語の四回目だ。英訳で三回読んだことがある。英訳は二つあるのだが、Tyler氏の作品のほうがいいと思う。最初読んだら、源氏の君は全く魅力的では無かった。Tyler氏の翻訳で読んだら、源氏と紫の上の関係が分かってきた。そして、あさきゆめみしを読んだら、源氏の君が益々魅力的になる。弱点があることがわかる。それは、性欲が抑えられないことだ。その原因でさまざまな問題や悲劇が発生するが、係わりがある女性を幸せにするように頑張る。要するにただの遊びではない。
一回目読んだら、源氏の君の自己主義が目立った。二、三回目なら、源氏と紫の関係が目立った。そして、今回、源氏の慈悲が目立つ。翻訳によって、印象が大分変わる。だから、もともとの源氏を読みたくなる。だが、平安時代の日本語を勉強するのに、日本人でも時間がかかるはずなので、私イギリス人はできるかなと思う。
翻訳された文学を読んだら、翻訳者の目を通して作品を見るのは当り前なのだが、同じ作品の三つの翻訳を読んだら本当に実感する。