あさきゆめみし7

いよいよ、あさきゆめみしを読み終えた。長いね。確かに源氏物語は長いので、漫画化はが短くなるわけはない。

結末は、ちょっと不思議に思う。紫式部が途中で死んでしまったとの説があると読んだことがあるが、無理はないと思う。一方、人生はそういうことだ。結末は、一人の人生で死しかないが、一人が死んでも縁がある人がまだ生きるので物語には結末はない。だから、「ここで終わらせよう」と紫式部が思ったと考えても、変ではない。

ところで、浮舟は本当に可哀想だと思う。公達の二人に狙われて、逃げる道はなかったと言える。だが、源氏の君が同じ状況になったら、二人ともをとっても良かった。要するに女性だからこそ大変なことが起こった。平安時代は不平等だったのは言うまでもないが、そう言っても嫌な気持ちだ。

さて、絵についてちょっと書きたいと思う。所詮漫画だからね。基本的に、絵は大変綺麗だと思う。特に風景を描く絵は、魅力的で日本の美しい風景を見たくさせる。そして、登場人物の描き方も華麗だが、区別するのは難しい場合もある。ちゃんと見たら、確かに相違があるが、一見で区別できないキャラクターは多い。それは、大和和紀のせいだとは言い難いと思う。なぜなら、原作で「大変美しい」と描写されたキャラクターは多いからだ。原作に背くわけはないし。確かに末摘花を区別するのは全然難しくはないし、花散里も独特な顔を持っている。そして、「大変似ている」と言われたキャラクターも多いので、区別しやすくしたら、それは過ちだと言えるだろう。

その問題を置いておいて、絵も楽しんだ。平安時代のイメージは、もうあさきゆめみしの通りになったように感じる。作者の研究が足りたように祈ってやまない。