寄付

今日科学雑誌のNatureを読んだが、日本人の寄付する習慣はないことについての記事があった。これを何回も聞いたことがあるが、日本人が寄付しないということより現実は複雑なのではないかと思う。なぜなら、祭りに行ったら、寄付した企業や個人の名前があちこちに見えるし、平成25年に伊勢の神宮の式年遷宮が奉納されたお金で行われる。だから寄付する日本人がいるのは明らかだ。

記事のテーマは、医学研究を支援する財団の寄付だったから、近所の祭りや神社やお寺への寄付とほど遠いことだと言える。だから、違いはなんだろう。神社などなら、寄付したら自分に利益があると思う人がいるだろう。だから、寄付より売買に近い気持ちでするだろう。だが、世論調査の結果を見たら、そのぐらい信じる日本人は少ないから、これだけで説明できるだろうか。

もう一つな提案は、周りの社会に影響を与える寄付するが、もう少し遠い社会に、それとも一人の寄付があまり影響与えない場合に遠慮するのだろう。

ある立場から見たら、寄付するのは投票より力がある方針を制御する方法だといえるだろう。財団に寄付したら、あの財団が援助する方針が進むのは決まっているからだ。そして、財団は小規模だったら、団体との絆を作る方法でもある。それを無視しても、いい目標を援助する。だから、寄付したらいいと思うが、日本人はそう思わないだろう。

ちょっと謎だ。


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