明日から外国人が日本に入国する場合の制度が変わる。指紋と顔写真を撮られてから入ることになる。これはテロ対策の一つなのはいうまでもないだろう。外国に住んでいる外国人は文句言わないかもしれないが、在日の外国人の間に不満な声がある。
なぜなら、この制度は入国でかではなく、再入国にも導入する。要するに外国人が日本の永住権を持っても、再入国する場合観光客と一緒に並んで審査を受ける必要があるからだ。成田空港で特別な措置があるようだが、関西や北海道などに済んでいる外国人には待つ必要がある。私には大きい問題にならないが、私は海外に行くのは少ない。だが毎週海外に行くビジネッスマンもいるから、彼らにとっては、大変不便になるようだ。
そして、政策の理由を考えたら、再入国を対象する必要はないようだ。指紋で外国人犯罪者が捕らえられると言うが、日本で犯された犯罪は圧倒的に日本人に犯されるので、再入国する日本人の指紋を撮ったら、より多い犯罪を解明する筈だ。パスポートを偽装して再入国しようとする犯罪者は、日本のパスポートも偽装できる。在日の資格を持つ外国人のパスポートを偽装するのは、ただのパスポートを偽装するより難しいし。
だから、一回入国のときに前の通り審査して、そして前の通り再入国の場合は日本人扱いのままにしない理由はないようだ。
その上、理由は犯罪者を見つけるためだそうだ。外国人が日本の永住権を得るために、様々な条件は必要だ。先ず、仕事ができる資格で五年間以上日本にいる必要がある。その五年間の間に、少なくとも一回ビザを延長する必要があるので、少なくとも申請する前に二回審査の対象になったはずだ。(五年間は法律で定められていないが、現実の上その通りだそうだ。五年間以下なら、申請しても得ない。五年間以上なら、得る可能性があるそうだ。だから私はまだ申請していない。)在日中犯罪を犯したら、永住権がもらえないのはもちろんのことで、もう日本から追放されるのはふつうだ。違法駐車ぐらいの犯罪だったら許してもらう場合もあるそうだが、より深刻な犯罪ならもう終わりだ。
申請したら、もう一回審査の対象になる。その結果、法務大臣が当該の外国人の在日が日本の利益になると判断すれば、永住権を得る。自分の存在が日本の利益になると政府に判断してもらった日本人は少ないだろう。だから、永住権を持つ外国人は、日本人より犯罪を犯す恐れは薄いだろう。永住権の持つ外国人を対象にしたら、日本人も対象にしたほうがいいだろう。
特別永住権を持つ外国人は対象外だが、法律の上「法務大臣が対象外の人と等しく判断する人」も対象外になるようだ。だから、法務大臣が永住権を持つ外人が皆特別永住権を持つ人に等しく判断すれば、問題がよりましになる。それとも、今日のまま再入国する外国人を審査対象外にすることもできるだろう。偏見や差別とは言い難いが、確かに長い間日本に住む人には不便な方針になってしまったようだ。