年末年始に読売ポッドキャストを聞くことをちょっと怠ったので、今日渋谷で授業があった機会を使って五日間分を一気に聞いた。一つの社説は、ねじり国会を話題とした。趣旨は、民主党が議案を通さないと無責任だということだった。確かに読売新聞は自民党派だから、そういう態度は当然だが、客観的に考えたら現実が異なると思う。
最近選挙で敗北したのは、自民党だ。だから、与野党は不一致の場合、自民党には和解する責任があると思う。確かに与党が衆議院の三分の二以上を占めるので民主党が合意しなくても、ちょっと待ったら議案が通せる。しかし、この事実に拠って妥協を避けたら、延長やねじり国会状況は自民党のせいにできる。民主党の責任は、妥協を求めることだ。それは参議院と衆議院を別々する目標だった。与党は妥協を拒みたかったら、できるが、延引を野党の責任にすることはできないと思う。私が聞いたのは、自民党ではなく、読売新聞だから、まさに民主党を批判する資格はないと思う。
新聞と異なる意見を持つのはよくあることだが、最近社説でこの話題が毎週ほど出てくる。特にインド洋の海上自衛隊の活動は再開すべきとの意見。そうしないと、国際的に無責任な国として日本が見做されると強調するが、それは国際のムードを間違える意見だと思う。アメリカの活動に反対する国は、援助する国を大きく上回るし、援助する国の中でも反対する人が最近過半数を占めるような傾向が顕著になった。アメリカでさえ反対する人が半分に登ったか越えたか世論調査は多いようだ。だから、むしろ活動を再開したら無責任な国として見做される可能性がより高いと言える。この話が何回も何回も読売の社説で出てくるので、正直にちょっと飽きてしまった。民主党の政権を持つ資格が測れる問題ではない。