神道事典

神道事典を全て読んだ。かなり時間がかかったが、やっとできた。間にちょっと休んで、他の日本語の本を読んだが、始めたのは去年の四月ごろだったと思う。700ページで、文字も大変小さいので、一時間で四ページから始めて、この数週間一時間で八ページが読めるようになった。基本の読書スピードが倍になった分けはないが、神道の語彙に慣れてきたので、辞書を引かずに読めるようになった。

さて、ゆり子に「事典を読むのは変」と言われてしまったが、確かにそうだ。なぜ読むことにしたかというと、神道を全体的に把握するための方針としていいと思ったからだ。実は希望を満たした。一々覚えられないのは言うまでもないが、神道の形が分かってきたのは確かだ。祭祀の幅は広いのが知ったし、神職の仕事もちょっとわかるし、歴史的な神道関係の事物もおおらかに分かってきた。まだ破片的な知識だが、他の神道のことを聞いたら、分野の中でどこに位置付けたらいいかわかるので、話がわかる。

一番印象が残ったのは、やはり祭りの部と神社一覧の付録だ。日本の津々浦々に行って、神社に参拝したり祭りに参列したりしたくなった。武内のすくねのような寿命を得ない限り、一生に全てに生けるわけはないが、少なくとも数十箇所が見たいと思う。それも数十年がかかるはずだが。(ところで、武内のすくねは、神話の中の事物で、数百年間歴代天皇に報じた臣だった。事典で何回も出てきた。)神社や祭りについて読んだら、神道を記紀の話だけで済めないと思わざるを得ない。神社ごとに伝承や習慣があって、記紀に登場しないところや伝説も大事なのようだ。一つのまとめられた論説で包含できないと思う。

事典を読んでよかったと思うが、これからますます詳しい本を読む必要を感じた。分かるのには努力も時間も必要だ。


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コメント

“神道事典” への1件のコメント

  1. sherryのアバター
    sherry

    お邪魔します
    こんにちわチャ‐トさん
    岡田先生のことを検索して、チャ‐トさんのブログを見付けた
    一応神道とかかわる記事を読んだ、
    本当に負けました^^。。。
    さっすか学者さんの研究精神が違い、ただの学生の私とは
    知を求む態度が天地の差です。
    漫画をすきなら 星野之宣の宗像教授伝奇考、宗像教授異考録シリズ
    がお薦めです。