東アジアにおける国家の形成

この本は、日本史講座の第一巻だ。今年の読書計画の一分として、このシリーズを読むつもりだ。なぜなら、学問的な分析や検討が発表されるので、一昨年読んだビジュアル版の歴史シリーズと合わせたら、日本の歴史が分かるかもしれない。写真はもちろん、図さえあまりないし、年表もない。だから、一昨年読もうとしたとき止めて、ビジュアル版を読むことにした。概念が分からなかったら、このシリーズは分かり辛いと思う。少なくとも、私がそう感じた。

だが、今回分かり易くなった。厩戸王子が出てきたら、今聖徳太子だと分かる。(ただ、厩戸王子の呼び方を使う理由は書いていない。聖徳太子は当時の呼び方ではなかったからだろう。)そして、古墳文化や三韓のことを読んだら、年代などが分かるので一応組み合わせられる。分かったら、深く分かるようになると思う。石器の時代から縄文を経て律令国家の設定まで語る本だから、かなり長い。そのなか政治的な形成や文化開明の経緯が紹介される。

本の成功の証は、ますます古墳時代のことが分かりたくなった。弥生と縄文も同じだ。ただ、今年歴史の流れに乗って、現代まで進みたいので、それは将来の勉強になるだろう。

一方、本の構成にはちょっと問題があると思う。一章一筆だから、章の間の繋がりが弱い。そして、内容の組み合わせは読者に任せられた。もう少し一体化した構成がいいのではないかと思った。確かに難しいが、そういう本が読みたい。

では、それはともかく今年このシリーズを読みつづける。次は、奈良時代と平安時代だと思うので、楽しみだ。