賀茂社

日本の古社のシリーズのもう一巻を読んだ。この一冊は、京都の上賀茂神社と下鴨神社を包含する。知られている点は、いわゆる葵祭だ。平安時代に大変隆盛になったが、江戸時代に復興されて、戦後また盛んになった。神社の起原神話が古事記に見えるし、七世紀末にもう文献に現れる。要するに大変古い神社で、京都の一番古い神社といわれている。建物は、応仁の乱を始め、様々な災害と遭ったようだが、今の社殿は国宝だそうだ。

この本を読んで、なぜか神秘的な感じはなかった。葵祭を見に行きたいが、観光物の気持ちだ。大神神社や神宮の場合印象が異なった。確かにこれは本からの印象で、神社からの印象ではない。しかし神社の写真もこういう俗的な印象を与えた。都会に位置されているからだろう。それとも神社の構造に私が慣れてきて、もう特別な気分を失うだろう。そういう傾向があるのは否めない。

それはともかく、賀茂社の年中行事が面白く見えた。葵祭はもちろん、烏相撲、蹴鞠始め、夏越神事も見たいと思う。だが、葵祭は大変華やかのようだ。平安時代にも興味を持っているので、平安時代の風景を甦る神事を見るのは楽しいはずだ。行列だけではなく、馬や弓矢と関係ある神事も多いし、特殊な舞もあるようだ。烏相撲で、烏を真似する神職が見たいと思う。

そして、本物の神社にお参りして、実物の雰囲気が味わいたいのだ。


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コメント

“賀茂社” への2件のフィードバック

  1. sherryのアバター

    こんにちわ
    以前下賀茂社へ実習に行た、ちょっと夏越神事を行う時期でした。神事は夜の時に行うのです。たしか都会に位置されているから、神秘感が薄いですね。昔から京の真ん中にあることで、華やかく人々に親しまれる神社です。

  2. チャート・デイビッドのアバター
    チャート・デイビッド

    Sherryさん、コメントをありがとうございます。そうなんですか。やはり実物を見に行ったほうがいいですね。