昨日北川景子が出演する月9のドラマ「太陽と海の教室」が始まった。私が見たのはいうまでもないだろう。楽しかったが、その理由は北川さんが登場することだけではない。基本的にこういう学校ドラマが好きだからだ。
なぜなら、人が成長するストーリが好きだし、学校ドラマは主にそういうストーリだからだ。今回、生徒たちはもちろん、北川さんが演じる榎戸先生も成長するようだ。実は、北川さんのブログを読んだら、北川さん自身も成長する可能性は高いので、もう一つな楽しみがある。確かに五年前の初出演の美少女戦士セーラームーンのころと比べたら、演技が著しく上手になった。しかし、だからこそこの番組がオンエアーの間の上達がわかるかどうかは分からない。
やはり、現実の成長はフィクションの成長よりいいと思う。昨日の話の中でフィクションの味が簡単に見えた。もちろんコメディだから非現実的な部分は多いが、基本的にドラマの枠組みの中で人の深刻な問題を解決するのは、現実にはあり得ないが、ドラマが楽しくなるために必要だと言えると思う。つまり、ドラマになるために現実とずれるしかない。だから、楽しいが、現実の方針に影響を直接与えない。人の看板を勝手に壊さないよね。(見なかった人は分からないが、昨日の話の中の出来事だった。)
だが、広い意味で取ったら、成長を引き出すのは大変いいことだと思って、先生の役割だと思う。だからこそ先生として働いている。確かに、英語の家庭教師のような仕事で人の人生を全面的に影響を与えることはない。それは高校などの担任の先生との明らかに違いだ。しかし、英語の限られた分野の中でなるべく上達を支えたいと思う。この狭い分野でも、かなり難しいことだ。なぜなら、人がそれぞれ違うからだ、英語を勉強する目標によって、適切なレッスンの形が異なるし、目標が同じであっても、人によって効く方法が異なると思う。英語のレベルはもちろん、性格にもよる。だから、すぐに「こうしたらいい」とは言えない。話したら、「では、この方法を試してみよう。こういう場合効く可能性は低くない」ぐらい言えるが、いつも生徒の目標や上達を考えて、レッスンの形を調整するひつようがある。
だから、実は生徒の成長を支えているかどうか分からない。上達した生徒は多いので、落ち込まないが、私の影響で上達したかどうかは言い難い。いつも勉強する人の努力や才能は一番だから、先生の役割はそういうやる気を生かすにすぎない。一か二年前に書いたような気がするが、先生は生徒のための存在だと思う。生徒が先生を尊敬しないなら、先生の仕事は難しくなるが、先生が生徒を尊敬しないと、絶対無理だと強調したいのだ。
宿命と言ったらちょっと大げさだが、先生としての責任だ。だから、先生が私が直面する問題より深刻な問題を簡単に相次いで解決するドラマを見るのは、楽しい休憩になる。