装束と衣紋

これはまたアマゾンで扱われていない神社本庁刊の神職要請関係の本だ。この本は、神職の装束についての本だ。「衣紋」というのは、装束の着せ方ということだそうだ。なんで「紋」の字が出てくるか私には分からないが、きっと語源には理由があるはずだ。

さて、内容は装束の詳しいことだ。普段祭祀で着るのは「狩衣」という装束のようだが、これもかなりややこしいと思う。祭祀はない場合、下着(というより、小袖)と袴を着ていると思うが、袴から神職の階級が分かるのは面白い。下級の神職はよく見る水色(浅黄というが)の袴を履くが、もう少し上なら紫色で、また上で紫で藤の丸の紋がある袴、そして一番上なら白くて藤の丸の紋がある袴だそうだ。一番上の模様を見たことがないような気がするが、その下をみたことがある。

そして、女性の神職の装束だが、「色目適宜」ということもある。(袴は男性と同じだが。)これは事実にどうなるかはちょっと気になる。一番フォーマル正装の場合に許されているし。

衣紋の報でちょっと驚いたのは、装束を着るときにまずは下着の小袖だというのは当たり前だが、次は冠や烏帽子だそうだ。私の常識には、冠るものは最後になることだが、やはり神社で違います。ただ、烏帽子だけではなく、単も袴のまえに着せるようだが、神職が祭祀の準備したら、袴をまず脱いで、そして烏帽子を冠って、単を着て、それからまた袴を履く。。。はずはないよね。本の原則と異なる現実があると私が推測するが、間違えているだろう。

ところで、本の序で「裝束の正しい著方を出來るだけ判りやすく纏めることにした」とかいてあるが、古い仮名遣いもふるい漢字も使われている。「當」と字は、「当」の意味のようだとか。なんて、現代語に訳してほしいなと思うぐらいだった。一方、面白くて新しい漢字と出会ったので、一概に批判できないのだ。


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