熱海

では、昨日の熱海の旅について書こう。

家から二つの行く方法がある。それは、小田急線プラス東海道線と南武線と東海道線だ。事前に調べて、小田急線ルートのほうが安くて速いそうだったので、それにした。新幹線や踊り子にも乗れるが家からの距離で時間が15分程度短くなることに対して、運賃が三倍になってしまうので、すぐに止めた。普通の電車に行ってもいい。

昨日の天気予報は曇り、後雨だったが、当たったのに実の天気は旅日和だった。なぜなら昼間の雲は薄かったし、雨は夕方から降ったからだ。だから結局条件は整った。

着いてから私がちょっとびっくりしたことは、坂の多さだった。海岸にある町のイメージは、坂はあまりないことだが、それはイギリスの経験から発生した偏見だから、日本には相応しくない場合は多いだろう。駅から浜に下って、いわゆる「お宮の松」を見た。それは、お宮という人が恋人の貫一と別れたところだが、本物の松が枯れて、今新しい松が像の隣に生えている。ただ、お宮も貫一も小説の中のキャラクターだから、本当の出来事ではなかったので、本物の松といえるだろうと思った。適切な場所に松があったら小説との関係は同じだろう。

お宮の松から海沿いを歩いた。初島が見えたし、水遊びの子供たちも釣りのおじさんたちもの楽しむ姿が見えた。陸に見たら、急な丘が重なる風景だから、素敵だと思った。

そして、起雲閣という所に行った。この建物は元々別荘として建てられたそうだが、戦後から数十年間旅館として営まれたという。大正時代の部屋から平成の部屋まだあって、真ん中に囲まれた日本庭園がある。今日市営で一般公開だから、だれでも見える。和風の建物だけではなく、洋風の建築もあったが、洋風と言っても中世のスタイルと19世紀のスタイルを混ぜて、仏像を加えたことだったので、印象深くて不思議だった。印象が悪いわけはないが、どういうものかという不思議さは著しい。

起雲閣を見たら、丁度お昼の時間だったので、お寿司を食べてから来宮神社に向かった。来宮神社には、2000年と言われる木があるが、本当に巨大で圧倒的な感じだ。神社の境内の雰囲気もいいが、いわゆる大樹が注目を集める。

神社からゆりこが見たかったブルーノ・タウトという建築家が設計した家に向かったが、電車に間に合わなかった。家は予約制で、タクシーに乗るしかなかった。幸い、間に合ったし、家も面白かった。崖の上に建てられたので窓からの眺めは広くて海ばかりだ。タウト氏が設計した部屋は、日本の伝統文化を汲んで自分の発想で作ったので、和風のようにそうではないように見えた。いい雰囲気で、私が自分の家を建てることができたら、同じように和風を使いたいのだと思う。

そして、伊豆山神社まで歩いて行った。思ったよりちょっと遠かったが、道はおかや崖の上だったので、途中の眺めが楽しめた。熱海を見下ろしたり、海を見たりした。神社自体は階段の上にあったので、登る必要はまたあった。眺めも雰囲気もよかったが、熱海に帰るためにバスに乗ることにしたので、あまりゆっくりできなかった。

食堂で晩ご飯を食べて、また電車で帰った。気軽にできる日帰り旅行なのに、熱海の雰囲気は川崎と全く違うので、とてもいい休みになった。次の家族旅行の提案を考えたくなった。