全国「一の宮」徹底ガイド

この本は、新潟県の花についての本だ。嘘だ。またタイトルかたすぐに分かるような本だ。

「一の宮」というのは、平安時代からの制度で、日本の都道府県制度の前に「国」という地域に鎮座する一番偉い神社を指す。京から赴任された官僚が最初に一の宮にお参りする習慣があったが、一の宮の決め方は定められなかったようだから、一応の印象によって決まったのだろう。確かにちょっと不思議に思われる国もあるし、今も本当の一の宮は不明の国もある。この本の中で、四つの候補がある国まで記載される。(信濃の国の一の宮の諏訪大社には宮が四つあるが、それは一つの神社として扱われたので、争う候補ではない。越中の国には四つの候補があるそうだ。)そして、有名な神社が一の宮にならない場合も少なくない。明治神宮が一の宮にならないのは当たり前だが、(それは、二十世紀に建立されたので、平安時代の制度に入るわけはないからだ)宗像大社は一の宮ではないことはちょっとびっくりした。宗像大社の本社は一の宮ではないのに、分社の安芸の国の厳島神社は一の宮の一つとして数えられている。そして、伊勢の神宮は格別だから、一の宮にならない。(とはいえ、鎌倉時代まで天皇以外の人が神宮にお参りすることは禁止されたので、一の宮の制度の目標から考えたら、神宮には一の宮になる資格はなかったと言える。)

この本は、68の古代からの国の一の宮についてページを二枚から五枚を使う。連絡先や交通案内は簡単に示されているが、お参りすることにちょっと足りない場合もある。「○○からタクシーで90分」と書いていれば、もう少し詳しい情報が欲しくなるね。でも、「××駅から徒歩2分」の場合は十分だろう。そして、神社についての情報はそれぞれだ。由緒を語る場合は殆どだが、深い謎に包まれた神社もあるので、そういう立場からあまり言えない場合もあるようだ。

といっても、本を読んで全国一の宮巡礼がしたくなってきた。新しい一の宮と候補を含めたら、88ヶ所の神社に昇ので、積極的にしても十年間以上がかかるようだ。だが、できたら日本の全国を訪れる。(新しい一の宮は、北海道や沖縄県、東北の地方の神社を指定するので、本当に全国になる。)家族でお参りしたいと思うので、真由喜がもう少し大きくなって、覚えられるようになったから始めたほうがいいかなと思う。


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