日本史講座を読み続けている。今回は、幕末と明治の初頭についての本だから、改革の予感と開花についてだ。
ちょっと詳しい歴史書だから、幕末の構成などについてより深く分かってきたような気がする。例えば、身分制は、維新後で廃止されたが、幕末期にも緩くなっていたようだ。社会が変更しつつあったし、17世紀の身分制は現状に相応しくなかったそうだ。
一揆についての章もあったが、作法があったようだ。とはいえ、作法が認識されて定められたときにはもう従われなかったそうだ。要するに、年寄りの人が「今の一揆は、適切な形にしない」と歎いた。それはいつもそうなのかもしれない。皆が自ずと従う場合、伝統の認識は必要ではないと言えるだろう。だから、作法を無視する人はいない限り、作法は作法として認識されないのではないか。だが、一揆の作法というのは、ちょっと不思議な感じだね。どうやって奉行を襲撃するかなど。作法かなと思うぐらいだね。
もう一つの興味深い章は(実は、本全体は興味深いけれども)北海道と沖縄の歴史についてだ。北海道は、近世半ばから日本の領域に入り込ませるようにしたそうだが、沖縄は、影響の範囲の中にあったが、はっきり吸収するのは、明治維新後だったそうだ。だが、章によると、国際政治の立場から見た過程は或る程度明瞭だそうだが、地域に住んでいる人の立場から見た過程はまだ不明という。いわゆるpostcolonial学問(植民地後学問かな)がまだ日本で未熟のようだね。
では、本を読んで、また日本の歴史についてもう少し分かってきたと思う。歴史はやはり面白い。