神道のカタチとこころ

この本は、國學院大學の神道資料館が発行した展示品の図録だから、ISBNなどはない。値段も書いていないし、私が岡田先生からいただいたので、どうやって手に入れられるか分からない。

ちょっと前に展示自体について書いたような気がするが、図録は似ているのは言うまでもない。様々な角度から神道を紹介する計画で、皇室と関わる祭りから庶民の祭りまで説明している。展示品の写真に加えて、展示品と関連するものの写真も載っている。例えば、資料館には吉田神道の祈祷壇の復元模型があるが、図録には現存する明治時代に設けられた例の写真はある。

吉田神道は興味深いと思う。近世に全国の神道を司ったのに、明治維新で潰されて、もう復興の動きは殆ど見えないようだ。神仏習合を復興とする人は少なくないし、修験道を保つ人もいるので、吉田神道はなぜそれほど違うか分からない。たぶん復興とする人がいるが私が知らないだけだろう。

祭りを描く屏風も数双載っているが、それも面白い。当時の祭りの風景が一応見えるが、どのぐらい妥当だったかは疑問が残る。絵を描いたら、現実の風景をちょっとアレンジする必要があるが、昔のことを絵から検討するとき現実がちゃんと写られたと思うしかない。他の資料も残っていれば、比較したりできるが、やはり史料の上で歴史の現実を発想するのは難しい問題だよね。

では、機会があったらまた資料館に行くと思う。まだゆっくり見たことはない部分があるので、楽しみたいのだ。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ: