昨日渋谷に行って来たが、途中で読売新聞のポッドキャストを聞いた。もう一週間以下遅れているので、やっと大相撲初場所のニュースが終わった。
さて、或る日の社説は、地球温暖化対策についてだった。今年ポースト京都議定書の交渉を終わらせないと行けないと言われるので、日本はどうすべきかは話題だった。中に「温暖化は人工排出ガスに起こされるかどうか疑う専門家は少なくない」と言った。本当にびっくりした。それほど無知な人がいることが分かったが、いい評判を持っている新聞で社説を書くことは信じられなかった。
排出ガス、特に二酸化炭素が地球温暖化の要因になると思う専門家は少なくとも数千人いるし、国連が設けた科学委員会もそう思うことに対して、関連する専門を持っている専門家に限ったら、疑う人数が一桁から出ないだろう。今の変化の主な原因は自然現象だと思う人を足したら、二桁まで上るだろう。日本は如何に省エネに1990年に進んだ国だったとしても、そのベースから8割以上削減する必要があると思う専門家は、圧倒的に多いはずだ。(圧倒的に多いというのは、9割以上との意味だ。)
確かに記者の仕事は、知らない分野について記事を書くことだし、何でも知るはずはない。しかし、地球温暖化は大きな話題になって、地球温暖化対策は急務だと広く認められているので、細かいところが分からなくても輪郭さえ分からない人は記事を避けるべきだと思う。