椿まつり

では、一昨日と昨日の旅行のことを書こう。

伊豆大島に初めて行ったのは、去年の九月だった。お母さんと一緒に四人で三泊したが、大変楽しかった旅行だったので、また行きたいなと思った。その上、伊豆大島が有名なのは、椿だ。九月には椿が咲かないのはご存知の通りだ。だから、椿の咲く時期にまた行くことにした。

九月と同じ伊豆大島にある温泉旅館、くるみやに泊まった。今回の部屋は、海の眺めがあって、10畳のリビングと6畳の寝室があった部屋だったので、真由喜にはよかった。リビングをよく走り回っていたし、たくさん遊べたからだ。そして、ご飯もまた美味しかった。晩ご飯は、食べきれない量で、美味しい海の幸だった。ただ、真由喜がなぜかあまり食べなかった。いつもと違う環境だったからのだろうと思った。そして、温泉も気持ちよかった。露天風呂に夜に入ったが、意外に気温が暖かったので気持ちよかった。星も見えたし。朝の天気はよくなかったので、内湯にしたが、それも気持ちよかった。土曜日の夜に混んでいたそうだが、日曜日の夜に十数人がいたと思うので、お風呂も混まなかった。

さて、宿泊施設はよかったが、メーンは椿まつりを見ることだった。伊豆大島には椿は多いが、観光地として大島公園の中の椿園は中心地だと思う。日曜日には天気はよかったので、レンタカーに乗って早速見に行った。真由喜が車の中で寝てしまったので暫くの間私が眠っている真由喜と持っていた。椿園の中の椿の種類は本当に多いし、花の色や模様も様々だ。ゆり子も私も写真を沢山撮った。そして、真由喜が起きたので、歩かせた。公園の中で歩いても安全だから、一人で歩かせたりした。追い掛けたのは当然だが、真由喜が自分の興味の持つ所に行った。

公園の前の広場でいわゆる「椿プラザ」があって、屋台もあった。伊豆大島の伝統的な女性のあんこの衣装を試着した。私もしたので、面白い写真がある。だが、真由喜がびっくりして、大泣きしたので、あの時真由喜は衣装しなかった。軽いお昼を食べてから、ステージで日本舞踊とあんこ踊りのパフォーマンスがあった。面白かったし、真由喜も楽しんだ。躍ろうとしたが、まだちゃんとあわせられなかった。

夜に夜祭りがあった。それは毎日開催するそうだが、出演する人が毎日変わるという。日曜日に、最初は抽選だった。私たちが伊豆諸島のレジャーシートに当たったので、よかった。真由喜がよく使えるものだし。次は、和太鼓だった。私は和太鼓が大好きだが、真由喜が相当驚いた。始まったら、私にくっ付いたが、続くとゆり子にくっ付くことになった。泣かなかったが、目が大きくなって、太鼓をじっと見つめた。

太鼓の後で、「スーパーあんこ娘」というグループがあった。昼間のあんことの基本的な違いは、およそ40年だった。他の違いは、これから発生したと思う。特に、あんこの踊りの手振り身振りを使って、現代の音楽に合わせたり、アレンジしたことだった。スーパーあんこ娘達も、中学生から高校生までに見えた。けっこう上手だったので、これも楽しかった。そして、伝統が将来にも受け継がれるように、このような活動は必要だと思う。生きている伝統は、いつも時代とともに変わりつつあるので、40年後あんこの基本は、スーパーあんこ娘の踊りを取り入れるだろう。

さて、月曜日に天気は悪かった。風も雨も酷かったので、館内のことにした。伊豆大島火山博物館に行ったので、火山の知識が増えた。勿論、一歳児を見ながら観察したので、全て詳しく見えなかったが、面白そうなところは多かった。真由喜がちょっと大きくなったら、また行きたいと思う。

天気のせいで、元々のジェット船から大型客船に切り替えることになったので、ゆり子の体験したかった椿染めはできなかった。工房(夢の工房)に行って、見学したし、お土産も買ったが、そうしたらもう港に向かう時間になった。

大型客船は意外に愉快だった。真由喜が階段で遊んだし、ゆり子が昼寝できたし、真由喜も二時間ぐらい寝たので、次回船にするかなと思った。結局家に帰ったのは、午後九時以降だったが、本当に楽しい二日間だった。


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