では、先日の移民政策についての記事を進めよう。ソフトパワーを昂揚するために移民を使う方針を取ったら、どうしたらいいのだろう。
まず、短期滞在と長期滞在、特に永住、を区別すべきだ。短期滞在は、多ければ多いほどいいといえるだろう。確かに中国人の皆が同時に日本で観光したくなったら無理になるが、そのようなことはない。現実的な状況を考えたら、制限を置く必要はないのではないか。それは、殆どの国の基本方針なのような気がする。それは、観光客が経済に貢献するし、国の評価を広げるからだ。制限があるが、それは不法滞在を防ぐためだ。本当の観光客なら、即ち旅行が終わったら帰国する人であれば、日本でもフィリピン人や中国人は大歓迎だ。本当の観光客と出稼ぎに来る人を区別するための手続きがちょっと大変になるけれども。
だが、国の文化をちゃんと知るために旅行より長い経験のほうがいい。だから、勉強や仕事をする人がソフトパワーにより貢献すると思う。だから、労働滞在資格の条件を緩和するべきだと言いたいのだ。もう一つの利点は、わざわざ不法な手段を選びたい人は少ないので、合法の手段が取れたら、それを選ぶはずだ。だから、条件を緩和すれば、不法滞在対策も緩和しても不法滞在が増えない。
例えば、観光ビザで入国した人に就職活動の権利を与えて、就職できれば働く許可もビザの一年間の延長も与えたらいいのではないか。延長は切り替えよりいい理由は、そうしないと届出せずに三ヶ月の間に働く弾みを作るからだ。
一年間日本で出稼ぎしたら、日本のことが分かって来て、日本の民間大使になれる。しかし、長期滞在のためにもう少し日本の文化に吸収されたほうがいいと思う。画一化を強いることではないが、日本の文化の色々な側面に接しないと日本で生活をうまく送れないだろう。基本の基本は、日本語だ。だから、一年間の滞在が終わったら、日本語能力試験4級を得た人にまた一年間の延長を与えてもいい。条件に満たない場合は、延長しない。それは、フィリピンなどの国に限らず、アメリカやイギリスからの人にも当該すべきだ。4級は難しくないし、日本にくる前に得る資格だから、銀行で働く人でも得られると思う。時間的にはね。そして、また延長するために3級を条件にまた二年間延長をする。2級で三年間延長を加えたら、合計で七年間になる。それは、出稼ぎの最上限だと言えるだろう。七年間以上なら、もう移民そのものになっている。
勿論、入国するときにはもう2級などを持つ人に、最初からより長い資格を与えてもいいだろう。手続きの詳細を決めるのは、制度の体験から考えることだから、まだ言えない。目標は、日本の生活や文化に或る程度溶け込む人の人数を増えることだから、条件を緩和した上で、言語の条件を加える政策だ。
では、今日のブログの時間も終わったので、ここまでだ。