日本史講座というシリーズの第九巻を読んだ。それは、明治末期から終戦までの時期をカバーする本だから、主なテーマは戦争までの道だと言える。植民地の政策も、対中政策も、戦争中の戦略や国家的な決断も論じられるし、公衆文化の展開も紹介される。
昭和早期の日本は、ナチスドイツほぼ悪徳な国ではなかったとはいえ、まだ大変好ましくない状況に陥ったのは否めない。周りの国を侵略して、大名義を立てても帝国主義が動機になったようだ。そして、旧ソ連やナチスドイツのような画期的な政治的な危機はなかったようだ。むしろ、一歩一歩超国家主義にたどり着いたようだ。だから、今もこのような恐れがあると言える。それは、日本に限らないことだ。実は、日本はこのような状況からほど遠いとも言える。憲法第九条の影響で、軍事力で日本の意見を強調する傾向は殆どないと言えるし、平和主義者は日本には意外に多いのではないか。意外な転換もあるから、楽観的に見えるのはちょっと無防備だとは言っても、他の国の恐れはより深刻だと述べたいのだ。
例えば、アメリカの外交は、軍事力に頼る傾向は最近著しい。「解放するためだ」と言っても、それは日本の中国への侵略と同じような言い訳だ。幸いオバマ政権の発足とともにあの傾向が弱まりつつあるようだから、危機が去るかもしれない。今日イギリスの軍事力がこのような出来事に足りないが、政治家の演説にはまだ要素が残るのではないだろうか。中国やロシアの目標も懸念になるのはいうまでもない。
だから、全会世界が戦争に巻き込まれたときの状況や原因を勉強するのは役に立つと思う。ただ、今の状況は20世紀前半の状況と異なるので、展開も異なるはずだ。だから、歴史から勉強して、現状をきちんと見て行動すべきだと私が思う。