通訳案内士試験

日本で外国からの観光客を報酬貰って案内するなら、通訳案内士の資格を持つ義務がある。罰金は50万円以下だが、科された例はないそうだ。といっても、無資格のガイドは多いという。

試験の内容を見たら、理由が分かるだろう。まず、外国語の能力を証明する試験を受けないと行けない。英検一級を持っている人は免除されるが、母国語のための免除はないようだ。そして、外国語の試験は、日本人向けで、日本語で質問をするし、日本語に外国語を翻訳する部分もある。それに、日本についての必要な知識は、日本語で答える試験だ。英語で日本のことを説明するために、日本語でどうやって「GDP」をいうかを知っている必要がある。

本当に通訳するつもりなら、確かにこのぐらいの日本語能力は必要だ。だが、法律の定義上、通訳しなくても、単純に外国人をガイドすれば資格は必要だ。母国語で外国人を案内するために、日本語を流暢にする必要がある。それは間違えた構造だと思う。外国人のガイドの場合は、日本語能力の2級を条件として、外国語で試験を行うべきだと思う。日本の事実を外国語で説明する必要があるが、日本語で説明する必要はない。さらに、日本語で案内すれば、資格は無用なのようだ。日本語での試験を受けるべきなのは、日本語で案内しようとする日本人なのではないか。日本語能力の2級を持つ人は、観光客の必要な案内ができると思う。お店などでの交渉はできるし、電車などの案内板は問題なく読めるし。

要するに現在の制度は、不要な能力を中心に据える制度だ。外国人のガイドが殆ど受けないのはびっくりするほどではない。日本人が日本語で案内するために英語での試験を設けたら、何人が受けるのだろう。だから、制度には抜本的な改善が必要だと思う。


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