今神道に関する英語のメールリスト(それは日本語だろう。メールを一つの所に送って、自動的に多くの人に転送する施設)で神社本庁の敬神生活の綱領の翻訳について論じるようになった。この文章は、神道の生活の基本を説明するものだが、そのなかで「大御心」という言葉がある。英語に訳したら、どうしたらいいかという質問だ。
神社本庁の翻訳で、「the will of the Emperor」、すなわち「天皇の意志」、として訳されるが、「the will of the kami」、すなわち「神々の意志」、という翻訳もある。綱領を構えた人の考慮は、天皇をさすことだったと言われるが、言葉そのものは曖昧だと言えるようだ。だから、はっきりした意味を持つ英語に翻訳したら、それは原文の意味を歪める行為だとも言えるだろう。だが、英語で同じように曖昧な表現はないので、翻訳する方法は難しい。要するに、言葉の選択で、自分の解釈をもう主張することになる。中立的な翻訳はないかもしれない。
これが問題になる分野は、日本語ができない日本の文化を理解としよう人の場合だ。問題になるかと思ったからこそ私が日本語を勉強したが、比較的な研究を行う人には、全ての関係ある言語をマスターする可能性はないだろう。だから翻訳は必要だが、慎重にしないと行けない。
取扱説明書以外の翻訳は本当に奥深くて難しい努めだ。