今朝昨日の読売ポッドキャストを聞いたが、ニュースで法案の立法率についての記事があった。それによると、ねじれ国会になってからの政府案の立法率が九割を超えるそうだ。
読売ポッドキャストの社説でよく民主党の無責任の対立を訴えるが、この統計は妥当であれば、そういう対立の証拠は全くない。その上、ねじれ国会の証拠さえない。むしろ、民主党がちゃんと野党の役割を果たしているかどうかが疑問になる。参議院で過半数を占める野党が与党の法案の1割さえ止められなかったら、無責任ほど対立していないという印象になりかねないだろう。
確かに通らせるべき法案は少なくない。政治も裁判のように、大半の件には議論はないのですぐ可決になる。しかし、政党の方針が本当に異なったら、これより論争になって、すぐに立法に至らなくなるのは想像できるのではないか。
なんといっても、読売の社説の無責任論の根拠はないと思うようになった。民主党には問題があるかもしれないが、勝手に政府案に反対することは問題の一つではない。