甚平

先週、父の日のプレゼントとしてゆり子から甚平をもらった。それ以来、ほぼ毎日着ていた。やはり今の気温に快適だね。

甚平は和装なのだが、着やすいし、動きやすい。ゆり子が「私も甚平が着たいな」と言ったが、女性の甚平があるかどうかは疑問だった。よく考えたら、江戸時代の服装の家に甚平のような使いやすい服があるはずだ。特に力仕事をしたら、着物のような服を着るわけにはいかないだろう。だが、忘れられてしまうだろう。元禄時代の女重宝記という本を読んだら、女性の服装が割と複雑に見えるが、その本は、町人の女性が目指す生活を描くので、ちょっと上級の服装を描写するのではないかと思う。それとも、ゆり子が図書館で借りた本は、「毎日の着物」のような題名で、内容はその通り毎日着物を着て暮らす方法だったそうだ。「着物で出産」との本もあったので、慣れて来たら、着物でもめんどくさくはないといえるかもしれない。

といっても、甚平ほど楽なはずはないだろう。甚平は下着プラス一枚だが、着物には大変略式しても二枚があるそうだ。(確かに浴衣は一枚だが、浴衣は着物ではない。)普段は三枚なのようだし、補正する服もあるし、帯も巻いて結ぶ必要がある。男性のほうが楽だと言えよう。


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