民主主義の欠点

ウインストン・チャーチルが言ったと言われるのは、「民主主義は最悪の統治方法だ。他の全てを除けば。」(Democracy is the worst form of government. Apart from all the others.) それはその通りだと私も思う。だが、二つの意味を持つ。一つは、民主主義を捨てるべきではないことはいうまでもないだろう。もう一つは、民主主義には欠点があるので、その欠点を最低限に抑えるために制度を工夫すべきだと思う。民主主義には問題があるので、「民主的だから」というのは、方針を保証しない。

さて、欠点は何だろう。私がよく見るのは三つかもしれない。

まず、少数の人権の問題だ。特に少数には投票権はない場合見る欠点だが、小さい少数ならいつでも見える。自分の利益を考えながら投票する大数が少数の人権を侵すことは少なくない。この欠点は、昔から認められた。だから憲法には事件の保証する条がある。有権者がその条を無視するように投票しても、すべきではない。この保証をどういうふうに実現するかのは、問題だが、世界中の民主主義の国がこの問題と取り組む。その上、抽象的に掲げれば、殆どの人が賛成する。自分が少数になれることを認めるからだろう。問題は具体的な例を挙げる場合だ。テロリストの人権を守るべきなのだろうか。(余談だが、はい、守るべきだ。それは私たちとテロリストを区別することだ。)

そして、人事の問題もある。選挙で選ばれた人は、指導力によって選ばない。むしろ、アピールがどのぐらい上手か、報道力はどのぐらい強いか、そのような要素は決め手になりがちだ。この問題は半分認められていると思うが、解決方法を取ろうとする国はあまりないようだ。年齢制限ぐらいだろう。(十代の人は、国を司るための能力はないことは確実に近い。)実は、取り組む方法は見出しにくいと思う。政治から能力はない人を払拭する必要があるが、それは政府が反論する人を抑圧することになってしまう恐れは多い。問題と取り組むべきだと思うが、慎重にする必要はある。民主主義を捨てるわけにはいかないからだ。

最後に、危機監理の問題だ。というより、危機予防の問題だ。危機を予防するのほうが、危機を起きさせて後で結果と挑戦することより大幅にいいと殆どの人が思うなのではないか。個人レベルでそうする人は多いだろう。しかし、危機はまだ予防できる程度であれば、まだ明らかではないことは多い。予防するには、費用も努力も必要だから、存在しないかもしれない危機の為に使うことに反対する人は多い。そして、予防方針に損を受ける人は必死に反対するが、まだ感じない危機から守られるはずの人は必死に応援しないので、民主主義で止めることは多い。環境問題は代表的な例だが、小惑星問題も同じような例だ。かなり大きな小惑星がいつか地球に衝突することは、確実だ。衝突すれば、少なくとも数百万人が死亡することも確率が高い。だが、予防することは、難しい。危険を認める人は少ない。

これを解決するために、政治家を政治的な自滅することは必要だろう。それを促すのは難しい。その上、方針が取られても、次の選挙で廃る人が当選する可能性は高いので、結局予防にならない恐れは多いと思う。

だが、民主主義を保ちながらこのような問題をなるべく抑えるのは、本当に難しい問題だと思う。間違えようとしたら、民主主義を保守しすぎるほうに間違えたほうが安全だと思うが、それでも大変なことになる可能性もある。環境問題で現在の文明が破滅する可能性はあるし。(確実ではないが、可能性はある。)だから、机上な問題の枠組みからはみ出ることだといえても、私には具体的な解決する方針はまだない。

考えなきゃ。


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