奥日光の旅行の途中でゆり子が私の「唯一のきになること」を指摘した。それは、バスや電車の時間だ。ゆり子によると、私と出会った以来、何回も「電車の時間が気になるデビト」の像を見て、頭の中にすぐに浮かんでくるそうだ。(それは、日光でバスのダイヤが乱れたので、特に気になったから言っただろう。)よく考えたら、確かにそうだ。
首都圏の電車の時間が殆ど気にならないのは言うまでもないだろう。間に合わなくても、五分後もう一本がくるからだ。そして、気になる場合、少なくとも五分前に着くようにするので、五分毎に電車があったら、無意味だ。それは前の電車に乗ることになってしまうからだ。
と言っても、指定席の特急や田舎の電車の場合、確かに気になる。なぜなら、表の理由を言ったら、電車などに間に合わなかったら、他の予定が乱れるか、破損されるか場合は少なくない。特に連休の時に特急列車に乗ろうとしたら、指定席がある列車に間に合わないと、乗れる電車は全くない可能性は高い。それとも、乗れるが立つことになる場合もある。真由喜と一緒にであれば、立つことはできないと言えるほどだ。だから、他の点で緩くしてもいいが、電車の点を堅固に思う。
裏の理由は、子供のころに由来することだろう。長い間家族には車はなかったので、よく電車に乗って旅をした。母が電車の時間を厳守したので、そういう癖が私にも付いたと思える。だが、悪い癖だとは思えない。もう少しリラックスしたほうがいいかもしれないが、電車に間に合わないと問題になるのは幻想ではない。間に合った方が大幅いいと思わないだろうか。
うん、やはり気になる。