ほぼ毎朝真由喜のシャワーを浴びる。毎回、必ず顔を洗われると、真由喜が泣く。泣き顔を洗うのは定番だ。シャワーが嫌いだと思うほどだ。
しかし、積極的にシャワーに入る。自発的に浴室に行って、ドアをとんとんすることもある。シャワーの途中でも、石鹸を顔から流したら、すぐに泣き止んで、シャワーを出る準備する。そして、顔洗いに一切妨げない。泣くが、顔を上げて、私が洗えるようにしてくれる。だから、顔を洗って貰うのは気持ち悪いが、仕方がないと真由喜が思うだろう。要するに好きじゃないことをする必要がある。
そういえば、昨日は季節のインフルエンザの予防接種だった。真由喜が泣いたのは言うまでもないだろう。だが、すぐに泣き止んで、「真由喜泣いた。えんえん。」と言った。ちょっといやのことを我慢したほうがいいことが、もう分かったようだ。やはり、普通の人生には、せざるを得ない嫌なことは十分あるので、わざと作らなくてもいいと私が思う。