現代の先進国の社会は大変豊富だ。証拠は、働かない人の割合だ。日本を例として挙げたら、二十歳までの人が働かないと言える。(中卒の労働者は少ないそうだし、18歳で働き始める人もあるが、22歳まで大学で勉強する人もある。だから、一応二十歳まで人が働かないと言えよう。)そして、生涯の最後の20年間も働かない。定年は60歳ぐらいで、平均寿命は80歳ぐらいだからだ。それはもう人口の半分だ。
そして、失業率は普段3%だ。それは別に不況なときではない割合だそうだから、今の経済後退のなかの5%を挙げない。それに加えて、専業主婦は何人いるのかな。女性の半分以上だと読んだことがあるようなきがする。専業主婦が完全に働かないとは言えないが、物や食物を作ることはないし、子供が就学したら一日の半分ぐらいしか働かないといえるだろう。それはまた綜合人口の5%に当たるだろう。(働く割合は47%で、その半分(女性)は23.5%だが、その半分は専業主婦で11.75%になる。そして、専業主婦でも半分働くことにするので、また半分にする。大雑把な数字だから、5.875%ではなく、5%にする。)だから、合計で人口の半分以上が働かないようだ。
それでも、社会が機能する。飢え死にする人はない。ホームレスの問題もあるし、ワーキングポアという人もいるが、それでも死なない。
歴史的に見たら、このような状況があり得なかった。家族が皆一生懸命働く必要があるのは通常だった。子供も、老人も、主夫も、兼業に転じる必要があった。
だが、現代に生まれ育った人は、これを普通と思って、これに劣る状況を災害と言う。歴史的に見たら、現代の社会には、十分な余裕があるので、危機に応じられるだろう。