昨日コペンハーゲンで国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が開幕した。この会議で京都議定書を受け継ぐ議定書を定めるつもりだというが、それは可能なのか。
18日まで続くが、これは本当に最後のチャンスだと私が思ってきた。なぜなら、地球温暖化を防止するためにもう積極的に取り組まなければならないからだ。完全に防止するのはもう無理だ。もう起こっているからだ。北極や南極や山の氷河はもう溶けているし、世界の平均気温は上がりつつある。だが、被害はまだ少ないだろうので、今から有効な行動に転じたら、被害を軽減できる可能性が今も残っているようだ。
今回概要さえ定めなければ、もう遅いと言える。国際的な交渉には数年が必要になるので、最初からのやり直しになったら、条約になる前に取り消せない損害がある。個人的にできることはないので、政治家に委ねるしかない。確かに心配だ。
鳩山総理の25%減の提案には影響力があると思う。国連の科学的なアドバイスの枠に辛うじて入るし、先進国の提案の内にヨーロッパ連合に並んで積極的だ。だが、アメリカの3%削減の提案を見たら、憂鬱になりがちだ。3%は足りないし、アメリカが3%さえできるかどうかは疑わしい。政治的に難しい問題だのは否定できないが、解決してもらわないとより酷い問題が発生してしまう。
頼むよ。
コメント
“国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議開幕” への2件のフィードバック
アメリカと中国は全然やる気がありませんね。
EUも、はっきりいって、努力が足りませんよ。
まだまだ削減できるでしょう。
他国に比べ野心的な日本の目標 国際的公平性のある外交決着を
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/sawa/10/index.shtml
EU、20%削減目標の真実 実質削減量は数%か?
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/159/02.shtml
EU温暖化対策の実態したたかな外交策を検証する
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/sawa/03/index.shtml
温暖化対策は日本が一番がんばっていると思います。
まあひとりで頑張ってもしょうがないのですけども。
憂鬱ですね。
小太郎様、コメントをありがとうございます。
アメリカや中国の態度が気になりますね。オーストラリアもそうです。日本が一番頑張っているかどうかはともかく、先駆者の一人なのは否定できない事実ですよね。
私も、一人で頑張っても仕方がないと思いますし、実はコペンハーゲンで条約が結びそうもない状況で終わったら、温暖化対策から温暖化対応策に切り替えるべきだとも思います。日本に住んでいますので、その場面でも日本が先駆者になってほしいですね。