相撲協会の人種差別

新聞などによると、相撲協会が一部屋に一人の外国出身の力士しか認めまい方針を固まったそうだ。具体的に、外国人の力士が帰化しても、もう一人の外国出身の力士が入れないことは最近強調されたそうだ。

これは明らかに人種差別だ。入る前に帰化した力士も断れるはずなので、日本人同士で人種によって扱いが異なる。それは人種差別の定義だから、呼び方は避けられない。

その上、自損になる方針だと思う。サッカーを比較しよう。サッカーは、イギリスで発想され、イギリスの国技だとも言える。といっても、最高のプレミアー・リーグで、選手の大半は外国人だというのは常識だ。外国出身や外国系の人を加えたら、圧倒的に多くなる。ちょっと前に、あるチームのゲームで出場した選手の間に、イギリス人は誰も一人いなかった。話題になったし、外国人の選手に制限を置くべきだと主張する声も上がったが、理事会が無視した。なぜなら、世界中イギリスのプレミアー・リーグは一番儲かるスポーツ・リーグだし、イギリスでは他のスポーツより人気度が高いし、選手は広く憧れになるからだ。要するに、サッカーは強くて、外国から来る人は脅迫ではなく、貢献として見られる。

日本では、相撲に参加したい外国人を脅迫として扱い、人気度が減り、参加したい日本人が少なくなってきた。サッカーの隆盛的な状態と対照的だ。このような方針を維持する限り、衰退し続けると思わざるを得ない。

「相撲協会の人種差別」への11件のフィードバック

  1. >入る前に帰化した力士も断れるはず
    根拠は?

    帰化でもダメ、外国力士「1部屋1人」徹底通達 : 大相撲 : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20100223-OYT1T01095.htm

    この記事の方が詳しいみたい。これを読むと入る前に帰化した力士も断われるというようには読めないと思う。
    むしろ、親方に強制的に国籍を取得させられるというような事が起きにくくなるし良いんじゃないかと思ったが。

  2. topo様、コメントをありがとうございます。読売はもう少し詳しいですよね。では、外国人として入籍した力士が引退するまで外国人は受け入れられないということであれば、確かに入る前に帰化すれば該当になりません。

    ただし、親方には帰化させる権利も力もありません。帰化する許可は、法務大臣が下すものだから、法務大臣と審査する人の責任になります。強制的な帰化を防ぐ義務は、法務省にあります。相撲協会にはありません。相撲協会が防止したかったら、そうした親方に罰を与えたらいいのです。それとも、外国人の制限を完全に解いたら、帰化する必要がなくなると同時に、強制帰化の問題も自然になくまります。外国人の参加に制限を措置する方法はまだ良くないと思います。

    と言っても、日本に帰化することは、それほど損になりますでしょうか。この問題について本当の心配があったら、重複国籍を認めたほうだいいのではないかと思います。そうすれば、帰化したら損は全くありませんので、強制的でもかまいません。(母国が二重国籍を認めない場合、問題になるかもしれませんけれども。)

    要するに、強制的な帰化の問題は、明らかに言い訳に過ぎません。

  3. 人種差別の根拠が入る前に帰化した力士も断れるはずってことだったので、読売を見る限りではそうでないようだったので人種差別だという指摘は間違いだったのかなと思ってコメントしただけでした。

    親方云々は蛇足だったね。
    一応補足するなら、協会の説明により強制的に国籍を変更させられる可能性も減りそうだし多少はマシになったのかなと言う程度の意味でした。
    もちろん外国人を無条件で入れるならば問題はなくなるんだろうし、それを否定したのでもない。

  4. 99.999% of the so-called Japanese sumo wrestlers are zainichi Koreans born and/or raised in Japan. Most have either kika’d or are 2nd, 3rd generation zainichi. There are also several who are half Korean, half Japanese.
    Although not publicized, many wrestlers still retain their Korean citizenships. It hasn’t been a “Japanese” sport since the 40s. So much for the one-foreigner ruling.

  5. topo様、コメントをありがとうございます。

    帰化した候補が断れることは、人種差別の判断の根拠より、明らかにする状況でした。この変化があったら、ちょっと曖昧になりますが、大変怪しいです。基本的に制限を置く理由は、人種差別に根付かないと、どこから発生するのかは想像しにくいのです。そして、抜き道でより多くの外国人が入っても、偏見はなかったら問題視されないはずです。合法になるように努めたと思いますが、差別から来た政策だとまだ思います。

    A. Keenan: Thanks for your comment. I’m inclined to say that someone who was born and raised in Japan, whose parents were born and raised in Japan, and who has Japanese citizenship, is Japanese. Similarly, even if they have multiple citizenships, they’re still Japanese. But, if that’s true, it suggests that the Sumo Kyokai has nothing against Koreans, at least.

  6. 大相撲は何百年か続いた伝統があるわけです。そしてこの先何百年も続けていきたいと関係者は思うものではないでしょうか?

    そうなると、伝統を守ることを重視しない人が発言力を持つような事態になるのはとても困ることになります。

    さて、まるで外国人力士は、伝統を守ることを重視しないと決めつけるような書き方をしてしまいましたが、これが人種差別のように思われるのでしょうね。

    で、日本人は人種差別と言われると過敏に反応するわけです。私もそう。

    重要なのは、人種でも国籍でもなく、伝統を守ってくれるかどうかです。日本民族という言葉はあまり使われませんが、伝統を守る = 日本民族 という感覚です。

    日本民族というのも客観的な判断基準があるわけではなくて、日本文化の継承者だという意識があるかないかという感じで感覚としては緩い基準です。

    大相撲に話を戻すと、国籍だけでは不十分だという理由はこんなところだと思います。

    ちなみに、相撲自体 神事の面があります。大昔だけでなく、今も。私の故郷では、神社に土俵があります。お祭りのときには、相撲大会もしてたはず。

    大相撲の力士は、こういうところまで理解したうえで行動してくれないと 。頂点となる横綱ならなおさら。

  7. とおりすがり様、コメントをありがとうございます。私は同意です。伝統を守ることは重要ですが、それは血統とは密着な関係を待たないと思います。ですから、朝青龍の引退は、人種差別ではないと思います。むしろ、伝統を守らなかったので、退かれたのように見えます。

    今回の問題は、書いた通り、出身地を「伝統を守ってくれる」証拠として使われていることです。日本の伝統を守りたい人の大半は日本生まれだと思われますが、外国出身の人も同じ気持ちを持つこともあります。

    多人種社会を積極的に迎えるべきだと思いますが、多文化社会に対して慎重に進んだほうがいいとも思います。後日にまた記事を書きたいと思います。

    では、またコメントをありがとうございました。

  8. 2つほどコメントがあります。

    出身地を「伝統を守ってくれる」証拠として使われていること を人種差別と表現するとたぶん理解が得られないということ。本質は少数派をひとからげにして、同じ枠にはめてしまうことで、いわば少数派への差別だと思います。

    人種差別ではピンと来ませんが、少数派への差別というのは結構あるので理解できる人の割合が多いかも知れません。

    あと大相撲のような伝統がからんでくるものになると、現代の考え方で非難するのは憚られるということ。人種や差別といったことばすらないころから存在していますから、現代の考え方に合わせられない所もあるかも知れません。うっかり非難などした結果、失われてしまうのが怖い。判断は当事者に委ねたいという気持ちがあります。

    非難するような書き方ではなく、提案する書き方のほうが理解を得られるんじゃないでしょうか。

  9. とおりすがり様、またコメントをありがとうございます。

    二つ目のコメントを先に扱いたいと思います。普段は、提案する方法を取ります。おっしゃる通り、より効果的な方法です。しかし、非難すべき場合もあると思います。極端なケースを考えたら、誰でも三世するでしょう。例えば、北朝鮮を拉致問題について非難しないほうがいいと思う人は少ないと思います。

    そして、外国出身の人を抑制する制度は、私にとって、極端ではないとは言え、非難すべき範囲に入ります。出身地は、大相撲の伝統などとは無関係ですから、差別だといえるのは明らかですし、外国出身の人の人種も異なりますので、少なくとも事実上人種差別になるとも思えます。

    それで、人種差別と呼ぶのは相応しいかどうかというと、そうだと思います。人種差別の本質は均一ではありませんが、出身地差別は人種差別の一種だと言えませんか。帰化した力士は対象外でしたら、人種差別だとは言えないと思います。まだいい制度だとは言えませんが、一人の外国人が文化を理解するまでまた一人を受け入れない方がいいという考え方から発生する可能性もあります。

    人種差別と訴えられたら、抵抗感が湧いてくるのは当然です。そして、誰かがそういうからといって、必ずしも妥当な訴えだとは限りません。ただ、対象の人が多く「人種差別」と訴えたら、理由を真剣に考えるべきだ。うっかり差別する場合もあります。

    (ところで、少数派差別というのは難しいでしょう。外国人は日本人の60倍ですし、外国出身の高級力士も日本人の高級力士より多いような気がします。)

  10. やはり、異論があります。すなおに同意できないのは、考え方ではなく方法論。

    もともと人種差別でなかったルールを人種差別を含んだルールに変えたわけです。そうすると、当事者は、ルールを変えることになった問題のほうが、人種差別より重大だと考えていることになりそうです。

    人種差別を指摘するにしても、ルールを変えることになった問題のほうに理解を示す発言をしないと、共感は得られないのではないでしょうか。

    チャート・デイビッドさんが深く日本を理解しているのは、ここを読んでいる人なら知っているわけですが、(他の問題でも)過去に元の問題に理解を示すことなく非難だけされてきたという思いが日本人にはあります。しつこいぐらいに書いてちょうど良いぐらいだと思います。

  11. とおりすがり様、コメントをいつもありがとうございます。

    参考にします。共感を招き、説得力がある書き方を採用したいのですから、貴重なヒントになると思います。ただ、私の表現力はまだ日本語で欠けていることを痛感しますので、ちゃんとできるかどうか分かりません。それでも、頑張ります。

    いつもお読みになってくださって、誠にありがとうございます。

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