では、引き続き金沢の旅行のことについて書く。月曜日にお昼したカフェは、兼六園の側にあったので、カフェからすぐに兼六園に行けた。ご存知の通りだが、兼六園は日本のベスト三に入る庭園だし、いわゆることじ灯籠は有名なシンボルだ。

びっくりするほどいい庭園だった。桜はまだ早かったが、梅は満開だったので、梅林のところは大変奇麗だった。前田家の家紋は、梅紋だったそうだが、かなり広い梅林が兼六園にあることは、それに由来するのだろう。散策してから、時雨亭(しぐれてい)という建物をちょっとお茶を飲んで、眺めを楽しんだ。一方、真由喜の楽しみは、歩道に敷かれた小さい玉砂利を持って、水等に落とすことだった。すると、「ゴミを捨てたね」と嬉しそうに言った。「それはゴミではないけれども」と言っても、効果はなかったので、結局無理矢理持って、イタズラを防いだ。
兼六園の隣にあるのは、成巽閣だ。それは、幕末に藩主の母親のために建てられた隠居の殿だ。重要文化財として認められ、加賀文化を表すと言われる。中には撮影禁止だから、写真はないが、豪華な和式だ。ただ、畳の床は本当に寒かった。和風な家に住んだら、床暖房が欲しくなると思う。成巽閣のなかで、真由喜が限界に至って、寝てしまった。

兼六園と成巽閣に挟まれた神社は、金沢神社だ。あそこで御朱印を捺してもらったりしたが、やはり菅原道真を祭神とする神社だ。前田家の紋は梅だし、天神の紋も梅だから、繋がりがあると言えよう。神社の全体は朱塗りだが、それはちょっと珍しい。末社として稲荷神社が境内に鎮座するのだが、本殿も朱塗りで、屋根の上に鳳凰の銅像がある。普通の神社と比べたら、豪華な印象だが、それは加賀文化なのかもしれない。少なくとも、金沢で豪華なことは多かったし、百万石の藩で豪華なことが作られたはずだ。
神社から旅館に戻った。真由喜がまた起きたが、歩こうとしなかったので抱っこになった。ゆり子が九谷焼の店によって、お土産を買ったが、三人とも疲れていた。旅館のすみよしやは、金沢の近江町市場の隣だから、市場の中にあるレストランで晩ご飯をした。名物は海鮮丼だから、二人ともそれを注文した。私が能登の海鮮丼にしたが、ゆり子が特選海鮮丼を選んだ。やはり美味しかった。どんぶりに刺身だったが、刺身は大きくて新鮮で、普通の刺身より美味だった。

食べたら、すぐに寝ることにした。まだやることはいっぱいだったからだ。