では、先週の火曜日の続きにしよう。お昼は、四季のテーブルというレストランで食べた。真由喜が寝てしまったので、ゆり子と一緒にゆっくり食べられた。郷土料理の基盤で、料理人がアレンジした食事だったので、とても美味しかった。私が能登牛のお膳にしたが、肉は柔らかくて美味しかった。金沢の大根寿司という料理も食べたが、ご飯はなくて、大根にはお酢があって、ニシンが上に詰められたちょっと変わった味だった。

レストランから、21世紀美術館に向かったが、雪がまだ降っていたので、タクシーにした。現代美術の美術館で、ゆり子が特に見たかった展覧会があったので、ここに行くために今金沢に行くことにした。私は、現代美術には特に興味を持っていないが、建物自体は面白い。丸くて、外側はずっとガラス張りだから、開放感は強い。人は少なかったところもあったので、真由喜が走れたし、白い壁に雪が加えたら、モノクロの作品のようになった。
そして、中には二つの印象的な作品があった。一つは、色の光と煙で作られた部屋で、色の中に歩いたり、人が煙の中に姿が消えたり現れたりすることは多かった。真由喜は大喜びだったし、私たちも楽しんだ。それは、オラファー・エリアソンのあなたが出会うときという展覧会の一部だったと思う。他の部分はより有料だったので、入らなかった。

もう一つは、スイミング・プールという作品だ。これは、美術館の象徴的な作品で、温水プールの形で、上の水はガラスの上にあるので、下にも入れる。天気のいい日に、上からも下からも見えるので、水面越しに人と向き合える。私たちが行った吹雪の日で上に立つ人はいなかったが、それでも面白かった。
ゆり子の特に見たかった展覧会は、広瀬光治と西山美なコの “ニットカフェ・イン・マイルーム”だった。ここで、作品の一部を編むことはできたので、私が真由喜のことを見た間に、ゆり子が参加した。真由喜も参加したがったが、まだ無理だった。編み物はもう少し大きくなってからだよね。
美術館から旅館までは、ちょっと遠かったので、天気を考えてまたタクシーに乗った。旅館でちょっと休憩したら、またタクシーで晩ご飯の加賀料理に向かった。
加賀料理は、金沢風の懐石料理だ。予約を日曜日に入れたが、ゆり子によると、対応は大変丁寧で、東京から来たと言ったら、金沢を代表する料理を用意することにした。そして、タクシーに乗って、目的地を行ったら、運転手が「えっ?あそこでのお食事ですか?すごい。」と言った。ゆり子によると、そう聞いたらちょっとどきっとしたそうだ。日常的な服装で入らせてもらえるかなとも考えたようだ。

目的地は、金城樓という料亭だった。個室の離れだったので、真由喜がちょっと騒いでも心配しなくていい状況だったし、真由喜のための布団、枕、毛布も容易して貰った。個室は、8畳で旅館の部屋とほぼ同じだったが、私が床の間の前に座って、雪の冠った庭が見えた。窓は二つあったので、ゆり子も簡単に見えた。雰囲気は万端だった。
そして、料理も最高だった。懐石で二時間がかかったが、時間の流れを感じないほど夢中になった。食べ物だけではなく、器も上品で素晴らしかった。いちいち描写すると、今日の仕事はできなくなるので、代表として真由喜の取り皿として用意してくれたお皿を載せる。真由喜もいい子にして、スープを飲んだり、初刺身を食べたりした。一旦布団の中に入ったが、結局寝なかった。
金城樓は、一番美味しい料理だったが、毎日できるということはない。十年に一回ぐらいかなとゆり子が言ったが、その程度だろう。だが、本格的に加賀料理が食べられて良かった。