久富稲荷神社

大山街道からの長い参道の風景
参道が住宅地を縫う

まだ一月の大山街道の神社の紹介は終わっていないので、また歩くまでに終わらせるように頑張る。今日、桜新町に鎮座する久富稲荷神社を紹介する。大山街道の道から鳥居が見えたが、参道は大変長かった。両側には住宅が立ち並んだが、朱塗りの鳥居も続けた。支持する氏子があるようだ。

小屋の中にフクロウの石像が立ち並ぶ。
フクロウを祀るお社

見た目から考えたら、普通の神社がと言える。大変小規模でもないし、大きな神社でもない。御神輿があるが、修復の募金を行っていた。その上、関東地方では、お稲荷様を祀る神社も少なくない。しかし一つの珍しい点があった。それは、梟のお社だ。

案内板によると、昭和中頃に、境内の古木に梟が住み着いたそうだ。夜になったら、境内に梟の鳴き声が聞こえたが、姿は稀に見えなかった。それから、夜間にお参りしたら、梟の鳴き声を聞いたら、それとも梟の姿が見えたら、それは祈願が叶う証拠だとの噂が流行したという。その縁の上、梟のお社を建立したという。

ヨーロッパで梟が知恵や学問を象徴するし、私の高校の紋は梟なので、知恵はともかく、私には縁がある野鳥だ。そして、記紀神話には梟の神様が出てこないのは言うまでもないだろう。特徴な神様だとしか言えない。神道にはこういうことはよくあるのは、私にとっては魅力的だ。統一、均一にされていない宗教や儀式はいいと私が勝手に思う。

鳥居を通って社殿が見える
久富稲荷神社の社殿

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