事前研修会

昨日川崎市外国人代表者会議第8期代表者事前研修会は川崎市役所で行われた。資料を沢山配ってもらったので、年次報告も提言集も川崎についての資料もあった。そして、ちょっと事務のことについての連絡事項をしてから、自己紹介になった。

今期の代表者は、17の国籍の人がいるが、合計は26人。中国と韓国はもちろん、東南アジア、インド、東欧、西欧、アフリカ、北米、南米などからの代表者もいる。前期の国籍は9だったそうだから、この側面でちょっと改善できたようだ。日本生まれの在日韓国人を除けば、日本に来て4年から30年以上の代表者がいるので、私はニューカマーのほうだ。日本語がペラペラの人ばかりだから、上手くいくようだ。(会議は日本語で行われるが、前期の委員長が「Japanese Only」と英語で戒めた。もちろん、国籍より言語を指した。日本国籍を持っている人は参加できないからだ。)

前期から引き続き参加する代表者もいるが、その内エロックさんは相変わらず積極的で活溌だった。前期は副委員長だったが、今期上昇させたほうがいいかもしれないと思った。エロックさんが言ったのは、「うんざいと言われるほど代表者会議をアピールしてください」ということだったので、早速ブログで投稿する義務を感じた。

それから、川崎市の概要の紹介をしてもらってから、会議の仕組みや流れについての紹介があった。2006年度と2007年度の年次報告を読んだことがあるし、前期の会議を5回ぐらい傍聴したので、もう知っていたことは多かったが、一つ分かったことがあった。傍聴したときの印象は、代表者があまり会議のための準備をしていなかったことだった。だが、それは規則の上の事実だそうだ。代表者が個人的に資料を用意したり、調査を行ったりすることは、原則として禁じられたそうだ。中立性を守るために、資料のすべては事務局に用意されるし、調査は会議として行うそうだ。これに対してちょっと違和感があるのだが、様子を見て行くと思う。ブログで会議の間の考え方を披露すると思うが、会議で口で意見を述べるつもりだ。

説明の間に昼食があったが、私が他の三人と一緒に市役所に近い中華料理屋さんで食べた。アフリカ、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの人だったので、本当に国際的だったが、日本で子育てを行っている男性ばかりだった。

説明の後で、前期の委員長からの演説があった。会議目標とか運営のしかたなどについての経験から生まれたアドバイスをしてくれて、激励した。たしかに、最初から意見を述べることは重要だ。二年間と言っても、あっという間に終わることがよく分かる。

そして、模擬会議を行った。全体会でテーマを決めて、五人ずつの部会に分けて審議した。審議が終わったら、また全体会に集まって発表した。私が私の部会の発表者になったので、審議の記録もした。最初は、皆が遠慮したが、それは当たり前だ。すぐに積極的に意見交換になって、五人が皆参加した。そして、全体会での発表を聞いたら、部会のすべては同じだったようだった。

懇親の時があってから、代表者の経験者からのメッセージがあった。この人は、私たちの部会を傍聴したが、すべての部会で皆が積極的に参加したそうだ。

だから、今期の代表者会議が上手くいくと思う。皆は積極的で、日本語能力が足りるので、意見を述べることに遠慮しなくてもいいようだ。占領する恐れはないし、他の参考になる意見も多いはずだから、楽しみにする。

ところで、川崎市の紹介で、「外国人市民」という表現の経緯を説明してもらった。会議の1996年の発足の前に、外国籍の住民は普通の表現だったそうだが、会議の設立とともに「外国人市民」に改めたそうだ。その理由は、外国人市民は、日本人市民と同じ役割を担うということだ。どちらでも、地域社会の構成を構える。そのような態度は大変好ましいと思う。

会議が正式的に開始するのは再来週だから、楽しみにしてたまらない。


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