確かに、そもそもイギリス人で日本の選挙で投票できないけれども、参政権があったらどうするかについて考えたいのだ。日本で生活をしているので、日本の政治界には関心が当然ある。だが、政権公約をすべて読むことには時間がかかるし、自民党と民主党を区別することは難しいし、それに政権公約の裏にある信念などを探るのは無理だろう。
だが、幸い今日生徒さんに日経ビジネスが用意したアンケートのことを教えてもらった。17の設問を、国会議員の100人以上に答えてもらって、議員を四つの派に分けた。派は、政党を超える集まりだが、傾向がある。結論として、どの候補に当方したいのは、まだ不明だが、参政権はない限りそれは問題にならない。日本の政界の地形がもう少し分かってきたので、それは充分だ。
そういえば、私の派は、Dの格差是正派だそうだ。私の考え方の軸になるのは、社会の変化と進化がどうやって人に影響を及ぼすか、そしてどうやって弱者を救えるか、それに犠牲者が出ない道筋をどうやって見つけられるのか、ということだから、格差是正派になるのは当たり前だろう。