難しく見える英語のもう一つの点は、否定文章での「and」と「or」の使い方だ。「これとこれはない」と言う意味を伝えたいなら、「and」を使うわけにはいかない。
「Not A and B」と言ったら、同時にAもBも両方当たらないという意味だ。AかBかいずれかが本当にあっても文章はまだ正しい。一方、「Not A or B」と言ったら、Aも正解ではないし、Bも正解ではない。だから、いずれもないと言いたい場合は、「or」を使うべき。
例で覚えたほうが簡単だろう。
「No human being is male and female」というのは、男性である女性はいないという意味だ。一人の人間は同時に男性も女性もいることはないと。
「No human being is male or female」というのは、雄の人間も雌の人間も存在しないと言う意味だ。
コメント
“否定文章での「and」と「or」” への2件のフィードバック
なるほど!
否定語の組み合わせかた、特に否定語が主語になる場合
特に違和感があったんですけど、おかげですっきりしました^^
どういたしまして。英語についての投稿が役に立てば、何よりです。