大相撲の名古屋場所

ギャンブルや暴力団のスキャンダルで、相撲の名古屋場所はいつもほど賑わわなかったようだし、相撲協会を白目で見る人は少なくないだろう。白鵬が全勝を飾って優勝になったが、賜杯はなかったので、悲しんだようだ。それは当たり前だろう。今知っている限り、白鵬が何も悪いことをしなかったし、勝つための努力はいつもの場所と同じだったのも否めない。一方、賭博問題を始め、最近の積み重なってくる相撲協会の問題も、見逃すわけにはいかない。麻薬の問題もあったし、賭博問題の問題もある、弟子を死なせる問題さえある。業界に戒める態度を示すべきと思われる。ただ白鵬は問題を起こす人ではないので、彼を”犠牲者”にすることは良くないとも思えるだろう。

一昨日の朝日新聞の記事によると、天皇陛下が同じくお考えになったようだ。賜杯を下賜することは、相撲全体を認めることになるが、白鵬をねぎらうことは、力士を一人ねぎらうことで、白鵬を慰めるはずだし、それに相撲協会に対しての批判を鋭くさせるだろう。

このことで、天皇陛下がこの問題と上手に取り組んだと私が思う。(天皇陛下を評価してもいいのだろうか。イギリスで女王を評価するのは当たり前なのだが、日本は違うよね。)個人的に、相撲には特に興味はないが、このように問題の解決は期待できればいいと思わざるを得ない。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ: