では、二日目の月曜日はどうだっただろう。大島は穴場とはいえ、お盆の週末にはちょっと混むところがあるが、月曜日にちょっと和らぐのかなと思った。だから、また岡田港の日の出浜に向かった。港の駐車場に車を置いて、五分以内の徒歩で浜に着いた。おまけに、駐車は無料だ。日の出浜は人工浜で、大島の黒い砂に覆われるし、テトラポッドで太平洋の波から守られるので子供にぴったりな海になる。
先ず、私が真由喜と一緒に海に入ろうとした。真由喜がちょっと入ったが、すぐに「だっこ!だっこ!」になって、私にくっ付いて、海にまた入る気配もなかった。ちょっと待ったが、結局ゆり子に戻った。私たちが簾の下にグラウンドシートを敷いて、拠点を作ったので、ちょっと相談してから、ゆり子が真由喜を砂遊びに連れて行った。砂でポニョ遊びしたそうだ。そうすけの家の崖を作ったり、海水が入った小さい池にふじもとの家を作ったりしたので、真由喜がどんどん海に慣れた。そして、ゆり子と一緒に海に入って、ちょっと遊んだ。私が日陰で雑誌を読んだ。
私は、基本的に海の遊びは好きではない。たぶん真由喜がそのことに気づいて海に入りたくなかっただろう。子供の頃からそうだったので、読ませてもらって嬉しかった。一方、真由喜は好きになりそうだから、将来のために行く戦略を用意した方がいい。私が傍らで読めばいいだろう。
とにかく、真由喜の海デビューが無事に終わったし、楽しい思い出になったようだ。それは、今回の旅行の主な目的だったので、良かった。
岡田でお昼を食べてから、旅館に戻った。私が真由喜と一緒に架空なボールで遊んだが、ゆり子がビデオを撮った。途中で「本当に何もないの?」と聞いたが、何もなかった。存在しない玩具と遊ぶことは多い、真由喜には。想像力の発揮だ。

最後の日の火曜日に、チェックアウトしてから大島のリス村に行った。リス村には、野生リスに餌を与えられる広場があるので、真由喜に与えさせた。幸い、真由喜が一切怖がらなかったので、楽しくリスに餌をした。残念ながら、ウサギの森という広場でウサギに餌を与えようとしたが、暑さと人の多さでウサギが食べたがらなかった。むしろ、陰に横になって、寝たばかりだった。確かに都心ほど暑くなかったが、火曜日はちょっと暑い日だった。今後伊豆大島の春か秋かみたいと思うが、それはウサギにぴったりだそうだ。そして、リス村の敷地の中に展望台があるが、空気が澄んだ日に眺めは大変良さそうだから、肉眼で見たいとも思う。
帰りの船に無事に乗ったが、真由喜が一切寝てくれなかった。この場合、大型客船の良さが分かる。私と一緒に冒険に行ったり、ゆり子と一緒にレストランでかき氷を食べたり、余裕がある石の周りで遊んだりした。ジェット船は狭くて、真由喜が退屈になったら大変だ。確かに速さは倍ぐらいだが、それでも2時間弱だ。2歳児にはまだ無理だ。そして、私がデッキに上がって、眺めと風を楽しめた。ジェット船で外に出られないので、これも大型客船の利点だ。
問題は、東京の竹芝に到着する時刻は、ラッシュが始まる時期ということだ。ゆりかもめで真由喜が最前席に座りたがったが、満員電車だったので、むりだった。銀座線と田園都市線はより酷かったが、幸い真由喜が寝てしまったので、ぐずらなかった。
ただ、帰って、今こそ休暇が欲しいと思う。
コメント
“伊豆大島〜その2” への2件のフィードバック
こんにちは、
こちらも今年のお盆に海(三浦海岸)へ行きました。うちの娘が海に入るのは2度目ですが、昨年と違ってとても恐ろしい経験だったようです。私にしがみつき、早く出たいと催促しました。
1歳のときは波が面白いようでとても喜びましたが、2歳児にとっては別物のようです。これはある意味自然なことのように思います。
自身の運動能力が高まるのなら、見知らぬ外の世界に不安や警戒心も同時に持つべきでしょう。
親としては、子どもと海で十分遊べず少し残念でしたが、理にかなった成長のプロセスだと感じました。
@takai jun コメントをありがとうございます。その通りだと思います。2歳児が全く怖がらなければ大変危なくなりますね。