バカ事件

昨日、保育園で真由喜が他の子供のお母さんに「バカ」と言ったそうだ。先生に戒められたし、帰ったら私とゆり子も「それを言っては行けない」と説明した。だが、「ごめんなさいと言える?」と聞いたら、真由喜が拒否した。なぜか謝罪するのはいやだった。真由喜が理由を言ったが、それは「怖いから」ということだったので、本当の理由は、本人も言えない、言葉にできないだろう。

そして、今朝、にこにこしながら、真由喜が「ダディー、なんでバカなの?」と尋ねた。もちろん、また戒めたし、それに結局真由喜が「分かった」と言ったり、悲しそうな顔をしたりしたので、分かったかな。

真由喜の立場から見たら、分かるような気がする。保育園で他の子供が「バカ」という言葉を使ったはずだ。私もゆり子も使わないし、保育士が使うわけもないし、真由喜に見させるテレビやビデオにも使われていないので、決して他の子供から習っただろう。そして、新しい言葉だから、積極的に「使おう!」と真由喜が思ったのではないか。普段そうすれば、周りの人が褒めてくれるからだ。しかし、今回様子が全く違うことでびっくりしたと思える。褒めてもらうどころか、戒められた。悪いことしたのが分かったが、なんで悪かったか分からなかっただろう。悪心はなかったのは明らかだ。だから、びっくりして、困ったのではないかと思った。勿論、戒めるしかないが、叱る必要はない、むしろ励ます必要がある。習った言葉を使うことは止めないでほしいからだ。

だから、謝ることを拒否した理由は、自分が悪いことをしようとしなかったのが分かったからだろう。3歳になったら、「公平」や「善悪」が分かってくると言われるが、自分の良心を見たら何も悪いことはないと思って、謝る必要はないと思っただろう。間違いの為にも謝るべきことは、まだ幼くて分からないだろう。


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